もう、何で教えてくれないの?そう思いなが
ら台所へ行くと、料理をし始めた。
そして、もう一つ、彼に言わなければならな
いことを思い出していた。
しばらくして着替えを終えた潤君が、部屋か
ら出てきた。私はとっさに彼に切り出した。
「今日はありがとう。おかげで助かったわ。
でも、あれはないんじゃないかしら」
「あれって?」
「ほら、大切な人って言ったこと。子供って
純粋だから信じちゃうのよね。だから冗談で
した、では済まされなくなるわよ」
私がそう言い終わるころには、彼は私のすぐ
そばまで近づいて来ていた。
目 次 ![]()
・・・ 再 来 ・・・
・・・ 初恋の人 ・・・
・・・ 若い肌 ・・・
・・・ 秘 密 ・・・
・・・ 苦 悩 ・・・
・・・ 新しい感情 ・・・
・・・ 子供の目
・・・
・・・ 大切な人
・・・
「ノスタルジア」はまだまだ続きます![]()
