日本のおはなしシリーズ

神様の世界のお話③


今回は、前回のつづきとして素戔嗚尊様が地の世界(海原)へお下りになられた後のお話ですにっこり


まだ人間が創造されるより遥か昔、天地がはじまった頃の神様の世界(五次元神界と四次元神霊界)におけるお話となります花


    

この物語は、本当の歴史をお伝えすることを目的・土台としておりますので、既存の日本神話のもととなった真相を神様よりおろされた御神示(文献)をもとに作成しております


日本語自体が「神言葉」でもあるので、物語の文章はなるべくきれいな日本語になるよう心がけております


物語のあとに詳しい解説&注意点がありますので、合わせてお読みください電球気づき


※神様のお話シリーズは、物語繋がっておりますので前回の物語からお読みいただくことをオススメします↓




物語で読む「すさのおのみこと と 地のせかい」


地のせかいでは

くにとこたちおおかみさま
ひつじひめおおかみさま

天から おくだりになる
すさのおのみことさま

いまか いまかと
おまちしておりました

さっそく
すさのおのみことさまが ご到着されると

「よくぞ いらっしゃいました

わたしたちが お世話をした
このせかいを 

どうぞ よろしくお治めください」

くにとこたちおおかみさま
すさのおのみことさま
お出迎えになって

地のせかいを くまなく
ごあんないされました

「なんとすばらしい せかいだろう」

高い山から 深い谷まで
せかい全体を ごらんになった
すさのおのみことさま

さっそく 地のせかいの神さまを集めて
よい国をつくる ごそうだんをなさいました

すさのおのみことさま
なにごとも ハキハキと お働きになる
とても つよい 神さまでした

ところが あまりにも
やり方が はげしいので

地の神さまたちは

「こんな はげしい やり方では
とても とても ついてはいけません」

と おっしゃって だんだんと
すさのおのみことさまの 言うことを 
誰も きかなくなってしまいました

「なんということだ
誰も わたしに従わないではないか

それなら かってに するがよい」

すさのおのみことさま
この 地のせかいが いやになって

とうとう つきのおおかみさま
いらっしゃいます

よみの国へ お出かけになることを
お決めになりました

「さて よみの国に行く前に

天におります お姉さまに
ごあいさつをしに 行きましょう」

すさのおのみことさま

天にいらっしゃいます
あまてらすおおみかみさまのもとへ
ご出発なされました


どどどど どーん
ごごごご ごーん

すさのおのみことさま
たいへんな いきおいで
天に お登りになったので

山も川も 海も陸も ぜんぶが
大きく 大きく 揺れて

たちまち 地のせかいは
たいへんなことになってしまいました

物語の詳しい解説&注意点

地の世界は初発から国常立大神様と比津遅比売大神様の夫婦神が主宰神となって修理個成しておりましたが、

日の大神様が地の主宰神に素戔嗚尊様を任命しましたので、ニ神の大神様は地の主権を素戔嗚尊様にお譲りになり、地の世界の守護(世話)を陰ながらお支えすることになりました電球気づき

※日の大神(伊邪那岐尊)様が素戔嗚尊様に「海原を知召す可し(しろしめすべし)」とおっしゃられたのは、つまり海原=全地上世界の守護(主宰)するということです

素戔嗚尊様は神代の英雄ではありますが、その激しいやり方についていけない神々が続出し、ついには誰も従おうとしなかったため、

素戔嗚尊様も地の世界に嫌気が差して、月の大神(ミロク大神様)の守護される夜見の国(月界)へ行く覚悟をお決めになりました

地の主宰を一旦お休みすることを天の主宰神である天照大御神(天照日大神・天照皇太神宮)様に告げるために天にのぼられましたが、その勢いがあまりにもすごかったために、山川も国土も一度に震動して大変なことになってしまったのです

日本の神話では

「速須佐之男命、よさしたまへる国を知らさずて、八拳鬚心前に至るまで、啼きいさちき。その泣きたまふ状は、青山を枯山なす泣き枯らし、河海は悉く泣き乾きし。是を以て、悪ぶる神の音ない、狭蠅なす皆湧き、万の物の妖悉く発りき……ここに速須佐之男命……乃ち天にまゐります時に、山川悉に動み、国土みな震りき。」

とありますが、

この日本神話の背景には、上記(物語の解説)のような出来事が神界・神霊界にあったのでした

※ 日本神話では、夜見の国(月界)にいらっしゃるのは「伊邪那美命」様となっておらりますが、月界を守護しておられるのは、月の大神(ミロク大神)様でございます

「次元」について詳しくはこちらご覧ください↓
二重丸注意点二重丸

今回の物語も、天地のはじめ五次元神界と四次元神霊界におけるお話ですが、

神様からすれば「霊質」という現界の物質とは異物質からなる四次元神霊界も「地の世界」と言われます(地の高天原などと表現されることも)

神様目線からすれば、四次元神霊界で起こったことも、三次元現界(人類界)で起こったことも、どちらも「地の世界で起こったこと」ですので、どうしても私達人間にはわかりにくい(理解しにくい)ところがあります

今回の物語も天地の開闢のお話であり、できる限り詳しくお伝えできるように努めていますが、神界・神霊界の詳細をすべてを理解することは、人間(の頭・感覚)では到底できるものではありませんので、頭で考えるより身魂(魂・霊的)で感じ取っていただけたらと思います電球気づき


「天の岩戸閉め」まで物語を進められるかなぁと思っていたのですが、いざ作成すると長くなってしまうので話をわけることにしましたお願い

なので次回は「誓約(うけい)」のお話になります花