3月になりました。
少しずつ日が長くなり、風に含まれる光の量も増えてきた感覚。
長い氷が解け、ようやく春が訪れます。
電車の外の風景も、少しずつ変化している。
たとえば長らく裸だった茶色の木々に、よく目を凝らすと見えてくる命の芽吹き。
固く閉じたふくらみも、いつか花開く。
ということで、早春の風景にある「つぼみ」。
なんの花のつぼみなのかは、想像にお任せ。
どんな花が咲くか、刺繍上では見た人の自由です。
赤い花?桃色?それとも青?
丸い花びら?何枚もたくさん?ふわふわ?
まだ見ぬ未知の存在を思い、期待に胸膨らませてみるのも一興です。
季節は巡り、花は咲く。
咲いたとき、一番の笑顔をあなたに見せるために。
その瞬間を楽しみにしながら、今は見守りましょう。