2018.01 沖縄の風と海 1日目 その1 | あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

カメラの蒼生≪あおい≫と一緒にまわった、ひとりとひとつの旅のきろく。

沖縄。

それは日本の南の海に浮かぶ楽園であり、

絶海に守られ独自の文化を築くひとつの国のようでもある。

年中温かな南風をからだいっぱいに感じ、太陽の光を頭から浴びて、

「生きる」ことへの前向きな価値観を持てる場所。

知っているようで知らない、この地のことを知りに行こう。

 

ということで、真冬でも南国ぽかぽかな沖縄の旅です♪

この島にしかない独特な文化と、亜熱帯性の気候が生む植物たち、とても興味深い。

往路の飛行機はなぜかソフトバンクホークス仕様で、

乗降中ずっと「若鷹軍団~」が流れていて頭から離れませんでしたw

 

 珊瑚の楽園。

 

やがて窓から美しいターコイズの珊瑚礁が見えてくる。

本当に、日本だとは思えないほど素晴らしい眺め。

筋を引く珊瑚の並び、そこにはビビッドカラーの魚たちがダンスするように泳ぎ回って、

理想の楽園を築き上げているのだろう。

思いを馳せるだけで、ドキドキが止まりません。

 

那覇空港に降り立ち、ゆいレールで市内へ、レンタカーを借りて向かうは島の南。

旅の始まりは、沖縄という大地の息吹を感じに行きます。

 

まずは腹ごしらえ。有形文化財にも登録されている、沖縄の伝統的な家屋で

ソーキそばをいただきます。

 

帰ってきたよと。 

 

家のまわりの石塀の切れ目に立つヒンプンという魔除けの石壁をまわり込むと、

広いお庭の奥に、平屋と赤瓦屋根の家屋。

1月だというのに生暖かな海風が吹いて、沖縄の香りを吸い込む。

このノスタルジーさ、思わず「帰って来たよー」とおばあちゃんに言いたくなるような。

屋根の上にはちょこんと、小さな守り神シーサーがこちらを見据えている。

 

とても素敵なこの家屋は、「屋宜家(やぎや)」さん。

沖縄の伝統料理やスイーツを味わえる茶処です。

この日はお昼時より少しだけ早かったこともあり、運よく空いていた!

家屋の中も雰囲気があって、もう一瞬で住みたくなりますよ。

 

 揺れる紅型。

 

菖蒲と流水紋の美しい、紅型染めののれん。これも素敵すぎる。

紅型は13世紀頃に生まれたという歴史ある沖縄の伝統的な染色です。

ハッキリとした流れる紋様と、カラフルな、中華っぽい色遣いが特徴的で、

鮮やかな色の共演には目を奪われ、気分も晴れやかになります。

 

昼食には、沖縄で食べたいもののひとつ、ソーキそばを!

しかもなんとここのソーキそばは、アーサ(あおさのり)たっぷりで磯の香り濃厚。

美味しくないはずがない…

 

海の恵み。 

 

魚介系の優しくて甘い出汁が身体中に染みわたります…沖縄の海の優しさ…。

つるるっと食べられる麺も、ジューシーな豚の三枚肉もとろけて最高でした。

小鉢のもずく酢のもずくのしっかり太いこと、食感を楽しめます。

ジーマミー豆腐ももちもちで、普通の豆腐より好きかもしれない。

 

美味しくて身体によさそうな沖縄料理、すっかり虜になりました。

沖縄流炊き込みご飯「じゅーしー」とのセットもありますよ。

これがまた、野菜や出汁の味がお米に染み込んでいて、何杯も食べられそう…。

自分で作れるようになったら最強ですね(笑)

 

ランチから早速感じる沖縄の風。

素敵な家屋で、素晴らしい食事ができました。

お店を後にするとき、見送ってくれた南国の花、ブーゲンビリア

 

 サウスマゼンタ。

 

真冬にこれほどの色合いで花を咲かせてくれる、沖縄マジック。

全てのものを目に焼き付けたくなる。

 

さて、再び車で出発し、向かうは太古の森「ガンガラーの谷」です。

この地に残された、鍾乳洞の広がる森を歩くツアー。

自然の起源、人の起源をたどる旅。

 

手前にある大きな広場に植生する樹たちも、もはや本州とは違います。

 

生きようとする力。 

 

ガジュマルの木かな?あちこちで見られます。

何重にも分かれて絡みつく幹と、枝から垂れ落ちる気根。

気根はやがて地面に降りて太くなり、幹と同化して木の形状を作り上げる一部となる。

生命力たくましい、芸術的な木。

 

この先にツアーのスタート地点でもある、洞窟があります。

階段を降りると、暗い穴がぽっかりと口を開けている。

冒険心をくすぐられる。

 

 探検家の憩い。

 

なんと、洞窟の中におしゃれカフェがあります!

その名も「ケイブカフェ」、そのままです。

天然の鍾乳洞の中で営まれるカフェ、雰囲気抜群。

ここは別名「サキタリ洞」と呼ばれ、2万年前の人類「港川人」の居住跡とみられる

痕跡がいくつか見つかっていて、今も発掘調査が行われているという

学術的に重要な場所でもあったりします。

ロマンがありますね。

 

さて、ここからガンガラーの谷ウォーキングツアースタートです。

さんぴん茶を片手に、太古から命のつながれる森へ、命のひとつとして

入っていきましょう。

 

緑色の滝。 

 

静かではあるが、光の多く差し込む明るい森。

強い太陽を浴びることのできる亜熱帯地域、植物たちはこぞってそれを求め、

誰よりも高くと首を伸ばす。

それぞれがそれぞれの居場所を定め、その中で競って光を追っている様が

一枚絵として見たときに、妙に調和しているという不思議。

色がはっきりしているので、緑色のコントラストがくっきり綺麗に見えます。

 

こんな森の中のウォーキング、楽しいことしかない。

お天気にも恵まれて、すべての生き物が生き生きと踊るように暮らしている。

中には、沖縄ではちょっとイメージなかった、こんな植物も。

 

 ぐんぐん伸びる。

 

巨竹と呼ばれる竹の群生。

一日で数十センチという単位で伸びることもあるそうです。生命力…

首を90度真上にして見上げるほど大きい。カメラには収まらない。

竹の表面に、小さなマイマイを見つけました。

 

ツアーではガイドさんがガンガラーの谷の解説をしてくれます。

旅はまだ始まったばかり。

次回もガンガラーの谷、ツアーの続きです。

ものすごい生命の神秘に出会えます。

*その2~森の賢者~はこちら

 

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