先日、最新技術の勉強で生成AI活用のすごさを体感したので、ちょっとまとめてみます。

 

最近Webで新しい技術を勉強しようとしてまず困ったのが、公式ドキュメントがすべて英語なことでした。

 

時間をかければ読むことはできますが、忙しい中、技術用語をいちいち翻訳して理解するのはかなりの手間です。

 

そこで役に立ったのがブラウザの翻訳機能です。

 

Edgeにも標準搭載されていて、内容を理解できるレベルには翻訳されるので読み進めることができました。

 

ただ、翻訳して困るのが、製品に関連した、技術的な単語や用語は意味が良くわからない日本語に翻訳されてしまうことです。さらにその言葉の意味、技術的な概念、機能や技術の具体的な使い方が分かりません。

 

ここで、大きな効果を発揮したのがEdgeに搭載されているCopilotでした。

 

翻訳されたツールの解説ページを開きながら不明点を相談すると、ページの表示内容を踏まえて解説してくれるので、理解が一気に深まりました。

 

例えば、以下のような質問をしました。

 

■質問の例

・〇〇という機能について、××の知識がない人にもわかるように説明してください

・〇〇という機能は、△△の機能と具体的にどのように使い方が違いますか?例えば□□の時は××という動きと理解していますが、あっていますか?

・説明がよくわからなかったので、もっと詳しく教えてください。〇〇の時に使うと、××となって△△のようには動かないのではないかと思いました

・今までのやり取りをまとめてQA形式で整理して下さい

 

不明な点やよくわからなかったことを常に質問しながら学習できたので、短時間で概念を理解することができました

また、解説ページに乗っていないCopilotとのやりとりを、記録に残せてあとから活用できるのもとても助かりました。

(最後にQA形式等でまとめて、コピーして保存しておきました。)

 

これは過去に技術を独学で学んだときと比べて圧倒的に早かったと思います。

(常に先生がいて質問に答えてくれる感覚でした。)

 

 

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皆さんは、ほかの人が生成AIを実際にどう使っているか気になりませんか?

 

私は、現在生成AIは、Gemini(有料版)、ChatGPT、Grok、Copilotを主に使っています。

 

使い分けのイメージとしては以下です。

・Gemini:仕事

・ChatGPT:プライベート(音声モード含む)やちょっとした質問

・Grok:動画生成やリアルタイム情報、口コミの把握

・Copilot:ブラウザで表示した情報の整理、分析

 

メインでGeminiを使いつつ、足りない場合に他の生成AIを使っています。

 

ということで具体的に8月使った例は以下でした。

■8月の生成AI活用事例

○仕事

・研修設計、資料開発 → 主に頭出しやアイデアが欲しいときに使用
・社内勉強会募集の画像生成 → 興味を引き参加したくなるようなものを生成してもらう
・研修業者の調査 → 複数の研修業者の特徴を表にしてもらう
・社内向け説明資料作成の下書き → 言い回しやポイントを絞る参考にする
・PDFの要約(Webの資料、紙をスキャンしたもの) → 他社事例、雑誌の内容を要約

○プライベート

・介護の相談(Gemini) → 関係者とのコミュニケーション、体制構築、アプローチの方向性相談

・株価の分析(GeminiのDeep Research)→ 今後の値動き調査
・プラモデルの画像加工(Googleの画像生成AI Nano banana)
・プラモデル写真から動画作成(Grok)
・商品の口コミ調査(Grok) → よい口コミ時になる口コミを調べ商品比較

 

仕事ではGeminiがあれば基本的には問題ないです。

(ChatGPTよりも仕事向きの印象です。)

 

ただ、一部内容が足りない場合、答えがイマイチな場合に他のAIを併用する感じです。

Geminiは通常、情報の参照元を出さないので、それ地味に使いづらかったりします。)

 

プライベートだとSNSとの連携やリアルタイム情報に強いGrokの利用頻度が多いと思います。

 

今までChatGPT→Grok→Geminiと有料版を使ってきましたが、しばらくはGeminiを使ってみようかと思っています。

 

今回は「AIを使って考えるための全技術」を紹介します。

 

 

 

  評価(A~C)

B+

 

  概要

生成AIを使った、アイデア出し、検証、実現方法の検討、課題分析を様々なプロンプトと具体例を交えながら紹介しています。

 

1部 すぐにアイデアがほしいとき
第1章 「AI特有の力」で考える
第2章 「自由な発想」で考える
第3章 「ロジカルな発想」で考える
2部 アイデアを磨きたいとき
第4章 考えを「発展」させる
第5章 考えを「具体的」にする
第6章 考えを「検証」する
3部 アイデアを実現したいとき
第7章 アイデアの「伝え方」を考える
第8章 アイデアの「実行策」を考える
4部 考えるヒントがほしいとき
第9章 「課題」を分析してヒントを得る
第10章 「悩み」を分析してヒントを得る
第11章 「人」を分析してヒントを得る
第12章 「未来」を予測してヒントを得る

 

  感想

情報量が多く、プロンプトの実行例と回答例が豊富で、とても実践的な本だと思いました。

 

アイデア出しをメインとしてプロンプトが多く乗っていますが、知らないものも多く、とても参考になりました。

 

一方で質より量な面もあり、実際にビジネスでの検討で使うには少し弱いかなと個人的な印象でした。

ただし、それはおかれている環境次第と思います。

 

もっといろいろな側面からアイデア出しをしたい、イマイチAIから期待した回答が得られない、場合は参考になる本だと思います。

 

  こんな方におすすめ

・生成AIを使ってより多くのアイデア出しをしたい方

・企画や検討の生成AIのスキルを高めたい方

・生成AIの具体的なプロンプトを知りたい方

・生成AIの力をもっと使いこなしたい方

 

 

 

 

今回は「「A4一枚」から始める最速の資料作成術」を紹介します。

 

 

  評価(A~C)

A

 

  概要

社内プレゼン用にA4資料で承認を得るための、資料の設計、事前合意、書き方、本番での説明の仕方を紹介しています。

 

あくまで、社内で承認をもらうための資料の作り方に特化して説明しています。

 

第1章 資料作成は「A4一枚」から始める
第2章 「A4一枚」でドラフト(設計書)をつくる
第3章 資料に最適なデータを探す方法
第4章 「見てわかる資料」に仕上げる
第5章 「A4一枚」の資料を完成させる
第6章 A4一枚を「詳細資料」に展開する

 

  感想

最近資料作成の機会が増え、しかも過去の資料が流用できないものが増えたので、こちらの本を読みました。

 

そもそも社内で資料で合意をとることの目的や、よくある注意点と対策が書かれていて、とても参考になりました

無意識にやっていることや、分かっているようでできていないことも再確認できたのがよかったです。

 

各会社ごとに多少の違いがはあれど、社内で承認・合意をとるためのポイントは大きく違わないため、活用できるシーンが多いと感じました。

 

  こんな方におすすめ

・稟議資料作成に時間がかる方

・資料の手戻りが多い方

・粒度に悩んでいる方

・承認や資料作成に手間をかけたくない方

 

 

 

 

今週ChatGPT5が公開され、その性能の高さが話題になっています。

 

すごく性能が上がったというよりは、回答の質があがったり、抽象的な思考の質が上がったとの話が聞かれました。

 

私も夏休みに触ってどれくらい使えるのようになったかを整理したいと思います。

 

今後も様々なAIの性能アップが予定されていますが、以前から新しいAIが登場したときはまず簡単な質問で「AIがどこまで賢くなったか」を確認しています。

 

最近はAIの性能が上がりすぎて簡単な質問は答えられてしまうので困っていたのですが、次の2つはまだ答えられない場合があります。

■テスト1:一次方程式(中学生レベル)

○指示内容

5.9 = x + 5.11 を解いて

○回答

0.79

○回答状況

Gemni、Claude、Grokは答えられますが、ChatGPT5は答えられませんでした。

■テスト2:中学校の入試問題(小学生レベル)

○指示内容

緑色部の面積をステップバイステップで計算してください。
正方形の1辺は2cmとしてください。
計算で使用するのは小学生の算数の知識にして下さい。

○回答

1㎠

 

○回答状況

いまだにどのAIも正確に答えられません。

ただし1㎠に近い答えは出せます。

 

 

多くのケースでもはや人間よりAIが賢くなっていますが、各AIの得意不得意を見ながら活用していきたいと思います。