優先度がそれほど高くなかったり、緊急でなかったりする仕事は、やる気が起きなくて、手をつけられない場合があります。
また、仕事に限らず、プライベートでも「あれやっておくと便利だな」という作業は、意外と手付かずだったりします。しかし、この緊急でないが重要な事をどれだけ、実施できるかが、人生に大きな影響を与えます。

今回はこういったやる気が出ない場合の工夫を紹介したいと思います。

■やる気が出ない場合の工夫
① もっとも簡単なタスクだけ手をつける

やる気がでないものは、複雑でめんどくさかったり、パワーが必要だったりします。
このため、自分の気持ちが乗っていないときは、手がつけられない事が多いです。
この場合はまず、作業を小さなタスクに分解して、その最初のタスクだけ、手をつけるようにします。
全部やろうとするとやる気は起きなくても、5~10分程度の作業なら少しの我慢で実施できます。
また、人はやり始めると気持ちが乗ってくるので、上手くいけばそのまま作業を進めることができます。

② コンテキストスイッチを減らす
人は注意をある事から別の事に移すと、エネルギーが必要になり、脳が次の事に集中できるようになるのに数十分必要です。
このため、いかに注意の切り替えを少なくするかが大切になります。
例えば、休憩するときも次の作業にすぐ取り掛かれるようにしてから休んだり、逆に作業を始めるときも、最初にちょっとした準備をして集中力を高めてから作業を始めたりします。

③ タイマーを活用する
人は、緊急の作業の場合、集中して作業をします。
このため、わざと緊急な状態を作り出して作業をすることで、やる気を起こさせる方法があります。
例えば、その日終わらせる作業を決め、携帯やPCのアプリのカウントダウンタイマーをセットして、作業を始めると、プレッシャーがかかるので、作業に集中できるようになります。


この仕組みは、普段作業を始めるのに気持ちがなかなか乗らない場合にも有効なので、参考にしてみてください。