GTDは自分がやるべきことをすべて頭から出して、メモやTODOリストで管理する手法です。
したがって、GTDをはじめると今までしてこなかったような「やったほうがよいこと」から、忘れがちだったちょっとした「やらなければならないこと」がすべてTODO項目として収集されるようになります。
このような状態になると、一般的にGTDが軌道に乗るまでは、「どんなことをTODOとして集めたらよいかわからない」といった悩みや、「集めたTODO項目が減らなくて困る」という悩みが生まれるようです。
しかし、私の場合は集めたTODO項目を、毎週消化する事を重要視して、常にTODO項目が追い回される生活になってしましました。気がつけば毎週どのTODO項目を行うかばかり考えて、ストレスが生まれる状態になっていました。
GTDのマニュアルである『ストレスフリーの仕事術』によれば、次に取るべきことのリストは、優先順位をつけ、自分が持っている時間と労力にあわせて実行するようにと書かれています。私もリストに3段階の優先度をつけていましたが、結局すべての予定にリマインダをつけて、予定通り消化することを義務付けていました。しかしこれでは週末を有意義にすごすことも、本来力を入れるべきことに集中することもできません。
そこで私は優先度の意味を変え、以下のようにしました。
1:その日に必ずやる必要がある
2:その日でなくてよいがやったほうがよい
3:やらなくても問題ない
そして1についてのみリマインダをセットしてその日にやることを義務付けるようにしました。
こうすることで、必要な事は忘れずに実施し、余裕がある場合だけその他の優先度が高い項目を実施することができるようになりました。
レバレッジシンキングの本にも書かれていましたが、忙しいとそれだけで何かをやっているという満足感にとらわれがちで、目的や何が重要かということを見失いがちになります。こういった状態を防ぐためにも、優先度のつけ方と実行しない項目の選択が重要になるのではないかと思います。
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