夫が開業する際、全て事後報告で相談も何もなかったのだが、一応夫婦という関係、共有財産なので私も口出す権利はある。
どのみち、家計に入れるお金も家族に使う時間も最低限なのは分かっているので、店を出すにあたって兄弟とはやらないでくれと、私からの要望を出した。
それだけはやめてくれと言ったら、そんなことしないと言った。
そうして、彼は、妹とやることになったと。
私との約束を忘れたのか、聞いてなかったのか、守る必要はないと思っていたのか知らないけど、私の中で彼への信用は地に落ちた。
案の定、妹は一年も経たずに辞めた。辞め方も安定の即日今日付け。
妹がそういう子だというのは身内の誰もが分かっていて、兄である彼は、経営者になり、二児の父親で、妹のことは一生面倒見ると言った。
全てが中途半端。
あの兄妹は、ずっとそう。
あの兄弟は昔から借金滞納で訴えられて家裁まで行ったような人たちで…それを私は知ってたのになぁ。
今日、母親とかなり久しぶりに電話で会話した。
私の職業について「よく考えたら、お前の仕事もかなり辛いよな。自分っていうもの無くすよな」と。
そうなのよ、正確には、自分っていうものが無いからこの仕事をやっていけてるということ。
どうにもこうにも、生きるのが辛いのだけど、私は先日の病院での出来事を思い出している。
AIのようなスタイリストさん。
その客であるあの空間が、距離感が私にはとても心地よかった。
私は、そうやって役割に徹する生き方が、合ってる気がした。
核の部分の本当の私は、静かに寝てるんです。
寝ながら、イケメンの飼い猫になってる妄想してる。。