関西学生アメリカンフットボールDiv.1
31日の立命シーズン初戦、
立命 48-0 龍谷
人によって見方はあると思うが、点数うんぬんより、チームとして着実にいい方向へ進んでいってると実感できたgameでした。
もちろん課題も沢山見えたし、目指すレベルにはまだまだ程遠い状態ですが、最高の状態にチームを仕上げるのは11/24の関学戦。
そこにピークを持っていくための今は過程の段階。
そういう意味で安心できた初戦。
スターターは3回生1名で残りは全て4回生で固めるという圧巻のメンバー。
今年は4回生のチームというのを改めて印象づけたが、ロースターを見ると想像以上に1回生も多数入っており、後半試合にも出てきた。
(少し気掛かりなのはケガの状態が思わしくないのかオフェンスの昨年からのスターター2人がロースターにも入ってなかったこと)
6月のJV戦ではモタついていた1、2回生のJVメンバーが堂々とプレーしていた。
JV戦の確か大産大戦でもいいrun見せてた2回生TB長谷川くん、この初戦での活躍もJV戦があってこそ。
JV戦のハドルで松森主将がJVメンバーにこんな話をしてたのを思い出す。
「まだまだアピールが足りない。ここでアピールせんかったら秋の試合には絶対出れない。もっともっとアピールしろ。秋に試合出たいならもっともっとアピールしろ」
そんなJV戦でアピールしてきたメンバー達がこの秋に新たに力を付けてきたのは楽しみです。
第4QになるとDL4人に至っては、2回生1人、1回生が3人というフレッシュなメンバーでいく場面も。
この試合、後半はメンバーどんどん替えていったが替わって出てくるメンバーもしっかりgameを作っていた。
オフェンス、ディフェンス共にバックアップの2本目、3本目のメンバーまでしっかり底上げ出来つつある。
スーパーエースがいなければ選手層の厚さを活かした多士多彩な戦い方をすればいい。
100点満点取ってくるスーパープレーヤーがいなくても80点、85点とれるレベルの高いプレーヤーは揃っている。
今年のチームはそこを活かして欲しい。
この日は雷による30分の試合中断が途中2回も挟まれたり、かなり激しい雨が降ったり、そんな悪いコンディションの中、緊張感を途切らす事なく集中して戦い抜いたことも評価できる。
それは相手の龍谷も同様に素晴らしかった。
悪コンディションでも点差が開いても最後まで気持ちが切れたようなプレーはなかった。
そして、この日の見せ場はなんといっても第4Q。
立命K佐伯くんのリーグ新記録となる54ydsのFG成功。
鳥肌立ちました。
ここに至るまで彼は相当な悔しさと挫折を経験したと思う。
去年もシーズン前半は短い距離を外したりと安定せず、観てるこちらもイライラしてたのが正直なところ。
そんな去年の秋シーズンの途中、立命スポーツに彼の特集が載っていた。
そこで彼がどんな思いをもってkというポジションをやっているかを知り、その日以来彼のキックを信じようと思った。
その後の関大戦、京大戦での見事なFG連発。
そしていよいよ迎えた去年の関学戦、
そこは彼が一昨年の関学戦で受けた屈辱を晴らす場だったはず、
一昨年の関学戦を糧に成長して迎えたはずの去年の関学戦、
そこでまたしても彼は一昨年以上の挫折を経験したと思う。
去年の関学戦は相当悔しかったと思う。
彼の成長は関学という最強のライバルの存在があってこそ。
今では彼に対してはこちら見てる側のハードルがどんどん上がり、45yds位までなら普通に決めるだろうみたいな空気がある。
彼自身も、今年は、雨、風、どんな時でも決めれる選手になると宣言していたが、この日はまさにそんな状況の中で有言実行。
彼は周囲から課せられる高いハードル、重圧をものともしない自信を今年は手に入れたのだろうか?
当たり前の如く決めてサイドラインに戻ってくる彼の姿に今年は風格さえ感じる。
見てて、気持ち強いわーと思う。
去年の彼と今年の彼とでは漂う雰囲気が明らかに違う。
去年の前半までのように、外すのでは?そんな不安を今は全く感じさせない。
彼は覚醒しつつあるのかも。
もし、
彼が本当に覚醒するとしたら、
11/24の関学戦、
ここでキッキングゲームを支配し、関学に勝った時だと思う。
日本人最初のNFLプレーヤーが誕生するとしたら可能性があるのはKとも言われるが、
もしかすると彼がその最初のプレーヤーになってくれるのかもしれないとさえ思えたこの日の姿でした。
去年よりいいスタートは切れた。
もちろん今のままでは関学に勝てるはずもないが、立命が勝つ為にすべき事を着実に歩み始めたと実感出来た試合。
目指す到達点、レベルにはまだまだ遠く及んでいないこと認識し、一切の妥協なく、更なる高みを目指して努力して欲しいと思います。




