2015.11.7 12:00 kick off
関西学生アメフト 第6節
立命館大学PANTHERS
vs
近畿大学DEVILS
この日の近大戦に勝って全勝で最終戦の関学戦を迎えることが最低条件。
万全の体制で関学戦に臨むためにもまずこの日はゲーム内容よりケガ人を出さないことを望んだ。
ゲームはグダグダになっても構わないから出来るだけ早めに主力組はサイドラインに退いて2本目、3本目を投入する展開に持っていきたい。
予定通りの展開。
この日、一番懸念していたのは、
エースTB西村くんのリーグ16年ぶりの1000ヤードラッシャー誕生という大記録に固執してしまうこと。
欲を出して引っ張って使い過ぎてケガでもされたらというのが一番恐かった。
出来るなら大記録は捨てて、この日は試合に出さずに休ませといてくれとさえ思っていた。
安心した。
記録に残る1000ヤードラッシャー誕生より次の関学戦を見据えていた。
西村くん、第2Q初めに57ヤード独走で今季11個目のTDを決めて早々にサイドラインに退いた。
西村くんはこの日76ヤードを走り、TOTAL776ヤード(avg.10.2ヤードは凄い数字)
1000ヤードラッシャー誕生には厳しい数字になったが、それより大事なものがある。
11月22日、関学戦に勝つこと。
4ポゼ差つくとメンバーはオフェンス、ディフェンスともにどんどん2本目に入れ替えた。
後半はディフェンスメンバー総入れ替え。
そのせいか後半はオフェンス、ディフェンスともに精彩を欠き後半だけ見れば、6-7。
ただし、普段試合にあまり出場しない4回生たちが出てインターセプトを決めて活躍したのは良かった。
結果、
立命 41-7 近大
これでいい。
オフェンスは春は散々だったが、今は関学戦に向けて楽しみが多い。
ゲームでは各人それぞれがキッチリ自分の役割をこなしている。
その精度が上がってきているのではないだろうか。
特にブロック。
今年の立命は学生チームでは屈指の圧倒的なフィジカルをベースにOLを筆頭にレシーバー陣も含め、全員ブロッキングがいい。
そして、春は心配されたQB西山くんの出来だが、秋ここにきての安定ぶりには目を見張る。
この日もパス16投14成功でTOTAL72投56成功、パス成功率は77%はリーグダントツの数字。
もちろんOLのパスプロが素晴らしいのだが、西山くん自身が非常に落ち着いたクオーターバッキングを見せている。
また、この日はケガから復帰の春スタメンだったTE島野くんがロースター入り。
191㎝の高さを生かしたキャッチが魅力の選手。
TE成田くん、WR廣吉くんの1回生メンバーもケガからロースターに戻ってきた。
一方で気掛かりなのは主力DBが2人スタイルしていなかったこと。
TBのローテーションメンバー田中くんもロースターから外れていた。
最終戦に出てこれるのだろうか?
関学戦が非常に楽しみなのと同時に不安もある。
立命の強いフィジカルが関学にどこまで通用するのか?
西村くんのランが徹底マークされ進まないことも想定されるが、その裏で進めるプレーをきちんと準備出来てるんだろうか?
ここまでほぼ鉄壁に見えている立命ディフェンスだが弱いところも露呈している。果たして弱点を突いてくる関学オフェンスを止めれるんだろうか?
ここ数年、最終戦は今年こそ勝てると期待しながら関学はそれをはるかに超える強さを最終戦で見せつけてきた。
まさかここまで関学に負け続けるとは思ってもみなかった。
関学に最後に勝ったのはもう5年前。
もういい加減に関学6連覇を阻止しなければならない。
まだまだ解決されていない課題もあり不安は多い一方で、今年の強みである立命ラインはOL、DLともに本当にいい。
パワーもスピードも兼ね備えていて走れるライン。
攻守ともにラインで優位に試合を運べると期待してるし、関学だからといって変によそ行きのプレーをせずに立命本来のプレースタイルを貫き通せば結果は見えてくると思う。
しばらく関学にはオーバーパワー出来ていないが、今年は立命アメフトの信念であり、こだわり続けるオーバーパワーして真っ向勝負して勝つチャンスは十分ある。
今年の立命アメフトが王者を奪還したならばMVPは大記録目前の西村くんでもQBの西山くんでもない。
個人的には間違いなくOL5人にMVPを授けたい。
今年のOLを象徴するプレーが昨日の近大戦にもあった。
第2Q最初の攻撃シリーズでTB西村くんが57ヤード独走TDしたプレー。
rtvで見るとよくわかるが、西村くんのランも素晴らしいが、チームで誰よりも一番奥まで、つまり一番ゴール手前まで長い距離を走って最後のブロックをしていたのはなんとOLの斎藤くん。
体重121kのラインの斎藤くんがチームで1番前を走ってブロックを決めて西村くんの独走をサポートした。
rtvでもこのプレーをベタ褒めしていたが、普段の練習から鍛え上げられていることが伺えるほんと素晴らしいプレー。
コーチの指導が行き届いていることもまた伺える。
春の苦戦続きから夏はチームとして練習に明け暮れたというのが表れたプレー。
だから今年はより一層期待したい。
残り1試合、
勝って甲子園、ライスでそのパワーフットボールを見せて欲しい。
この日の勝利に笑顔はない。
チームとして試合内容には満足していないだろう。
全員が関学戦を見ている。
負け続けたこの4年間の思いを最終戦にぶつけてもらいたい。












