第4節を終えて | 3rd-model

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『乗り越えた壁は いつか自分を守る盾になる』

関西学生アメフトDiv.1 第4節終了。

関西学院大学 4勝0敗
立命館大学  4勝0敗
関西大学   4勝0敗
京都大学   4勝0敗

第4節を終えて昨年と同じこの4校が全勝、残り3節。
ここからは上位校同士の直接対決。
いよいよ始まるFINAL STAGE 3。


第4節終了時点での上位4チームの主なスタッツ。
※左の数字はリーグ内順位


●得点

1.関学 192点 avg48.0点/game

2.立命 169点 avg42.2点/game

3.関大 139点 avg34.8点/game

4.京大 70点 avg17.5点/game


●タッチダウン

1.関学 28

2.立命 22

3.関大 18

4.京大 9


●TOTAL獲得ヤード

1.立命 1680yds avg420yds/game
(パス775yラン905y 207回 avg8.1yds)

2.関学 1605yds avg401yds/game
(パス824yラン781y 211回 avg7.6yds)

3.関大 1426yds avg357yds/game
(パス450yラン976y 204回 avg7.0yds)

4.京大 996yds avg249yds/game
(パス513yラン483y 220回 avg3.8yds)


●パス

1.関学 824yds 92投61成功(成功率68.1%)avg 9.0yds 被インセプ3

2.立命 775yds 88投63成功(成功率71.6%)avg 8.8yds 被インセプ0

3.京大 513yds 94投50成功(成功率53.2%)avg 5.5yds 被インセプ6

4.関大 450yds 60投35成功(成功率58.3%)avg 7.5yds 被インセプ1


●ラン

1.関大 976yds 144回 avg6.8yds

2.立命 905yds 119回 avg7.6yds

3.関学 781yds 119回 avg6.6yds

4.京大 483yds 126回 avg3.8yds


●3rd downコンバージョン

1.関学 24/38 63.1%

2.立命 20/36 55.6%

3.関大 20/39 51.3%

6.京大 15/49 30.6%


●被ターンオーバー

1.立命 1

2.関大 3

3.関学 4

4.京大 7


●奪ターンオーバー

1.立命 13

2.関学 7

2.京大 7

4.関大 5


●失点

1.立命 3点 avg0.8点/game

2.関学 5点 avg1.3点/game

3.関大 33点 avg8.2点/game

4.京大 42点 avg10.5点/game


●損失ヤード

1.関学 494yds avg123yds/game

2.立命 553yds avg138yds/game

3.関大 588yds avg147yds/game

4.京大 678yds avg170yds/game


●反則

3.立命 7回 60yds

6.関大 15回 119yds

7.関学 17回 134yds

8.京大 19回 136yds




個人的感想。

関学…
いよいよ本気出してきっちり仕上げてきたなーという印象。
いかにも関学。
間違いなく現時点では関学の仕上がりが一番。
攻守ともにいい状態に仕上がってきているようです。
やっぱりソツがない。
圧倒的に飛びぬけた力を持つスーパーなタレントはいなくても、WR梅本、木戸、大園選手、RB鷺野、飯田、野々垣選手などなど能力の高い選手を揃え、彼らの持ってる力を最大限活かせるプレーを選択し、WR、RB、TEを上手く使い分け、多彩なプレーヤーを多彩に使ってくる引き出しの多いオフェンスは脅威。
TEが上手くプレーに絡んでる印象がある。
上背がありフィジカルに恵まれたTE松島、樋之本選手のプレーが非常に効果的。
そしてなんといってもQB斉藤くんのここにきての上積みは大きい。
前節のQB斉藤くん率いるパスオフェンスは見事でした。
ディフェンスもDLどうかなーとも思ってましたが、大きな穴は見当たらなくなってきたように思います。
元々、LB、DBは強力なメンバーが揃ってます。
特に学生アメフト界no1のLB池田くんは敵からするとほんとやっかいな選手です。
しかし、関学の力はまだまだこんなもんじゃなく最終戦の立命戦にはもっともっと強くなってくることは間違いないと思います。
そして何よりこのチームの凄いところは相手のいいところを発揮させない、封じ込めるうまさがあるところ。
強いてあげるならK三輪くんの調子が上向くかどうか気になるところ。
しかし1回生ながらPを務める伊豆くんは上手いですね。
伊豆くんQBなのでパントフェイクは十分警戒しなければなりません。

やはり今年も関学は関学らしいチームになってきました。
強い強い関学を倒してこそ関西制覇の意味がある。
最終戦は、お互い最高の状態に仕上げたbestの力でレベルの高い関学と立命の真っ向勝負を期待します。

関大…
オフェンスがやや停滞してる印象ですが、前田、高崎くんというスーパーWエースを無理に機能させず、単純なプレーでオフェンス進めさせてる状態なので本気のオフェンスはこんなもんじゃないでしょう。
次節は立命と関大の注目の大一番ですが、ここまで見せてない前田、高崎くんフル活用は間違いない。
能力的には学生アメフト界no1プレーヤーであるスーパーエース前田くんはQB、RB、WRあらゆるポジションにセットし、立命ディフェンスをかき乱してくると思います。
やっぱり超快速のバカっ速いこの2人が並ぶバックスは学生では日本一恐いバックスだと思います。
一発ロングの恐さは関学より上。
ここまでラン主体で攻めてきてますが、QB岸村、石内くんも今後は効果的にパスも放ってくるでしょう。
というより、関大はQB誰でくるのか?
固定せずいろいろ仕掛けてくると思われます。
いろんなプレーヤーがいろんなポジションをこなし誰がどこから何を仕掛けてくるのかわからないのが関大オフェンスの恐さ。
スカウティングが難しい。
そして関大は選手だけでなく板井HCという存在も大きい。
間違いなく頭の中で勝利のシナリオは描かれてるはず。
どんなプレーを見せてくるのか?
一方で関大の課題はディフェンスだと思われます。
僕の目にはまだ課題は詰めきれてないように見受けられますがどうなんでしょう?
立命オフェンスも間違いなくそこは突いていくでしょう。
次節の対戦までにどこまで修正してこれるか。

京大…
第1節から第4節まで楽な展開は一つもなく、ほんと苦しみながらもそれでも全勝をキープしたところはさすが京大。
第3節の第4Qで見せたQB小原くんの神がかったようなパスオフェンスは迫力ありました。
QB小原、WR河野くんの京大の立命あがりのホットラインが見せた逆転タッチダウンは凄かった。
このホットラインはやはり要警戒。
しかし、京大といえばランですが、ここまでエースRB岡部くんがあまり目立ってません。
立命も春の対戦では岡部くんに手を焼いてました。
これも終盤睨んで何か企んでるんでしょう。
今年の京大、ここから先は前節までの数字だけで判断すると痛い目にあうかもしれません。
これだけ苦戦しながらも終盤戦睨んで、それでも我慢して手の内を見せずになんとかここまで辿りついたのはある意味、今年のチーム力からすると苦しい試合が続くのは覚悟の上だったのかもしれません。
今後は、というより次の関学戦ではいろいろ仕掛けてくる匂いがプンプンします。
後は用意したプレーを高い精度で予定通りに遂行できるかどうか。
ディフェンスのほうは特に2列目以降、相手とのスピード勝負になると厳しいとは思いますが、なんにせよ京大は数字だけじゃわかりません。
次節の関京戦(関学-京大)は見ものです。
かつては観客を4万人も集めたという関西一の人気を誇った伝統の一戦。
京大の打倒関学に懸ける執念はすさまじいものがあります。

そして、

立命…
第4節の出来は...?
オフェンス、ディフェンスともに期待した仕上がりではありませんでした。
ただオフェンスはほんと限られた無理のないプレーの繰り返し。
近大ディフェンスが良かったということもありますが、メンバーもプレーも含め、手の内を隠してたとしても本来の力からすればもう少し崩せたのではという印象。
1プレー1プレーの精度をもっと高めなければ、ここまでは勝ててもこれからの終盤戦は厳しい。
前節での関学と立命の仕上がりには大きな差がありました。
前節はQB山口くんのパスも安定してませんでした。
今季一番良くなかったのでは。
左右に動きながらミドルのパスをきっちり決める、判断良くスクランブルで進めるという彼本来の動きが出来ないようだと関大戦では苦しい展開になるかもしれません。
そしてもう一人のQB奥村くんは小刻みに繰り出すパスの精度では山口くんを上回ります。
いずれにせよこのQB2人の活躍なくして勝利はあり得ません。
期待してます。
まぁ、今年はさすがに立命オフェンスも終盤戦に向けて、いろんなプレーヤーを使っていろんなプレーを用意してると思うので終盤戦のオフェンスには期待してます。
バランスアタックはもちろんですが、やはり立命はライン戦に勝利し、ランで押し続けて勝って欲しいというのは個人的希望。
とはいいつつ、ここぞという場面ではチームの絶対的存在であるエースWR頓花選手のスーパープレーにも期待してます。
ディフェンスはここまで4試合中3試合完封と危なげないといえば危なげないが、まだ完成はされてません。
ここまで出た課題をきっちり修正していかないとここから先の戦いではきっちりそこ突かれてしまいます。
しかしながら戦前の評判どおりDLは強い。
特にDL武知、神山くんの真ん中2人は強烈です。
今年のディフェンスはどこが相手でも根本からシステムを崩壊させられることはないと思ってます。
だからたまたま1本2本、相手の個人技で持って行かれたり、裏に1本長いの通されてTD取られたとしても決して焦らないことが重要です。
去年の関学戦は先行され、時間はまだあったにも関わらず特にオフェンスが焦ってる印象を受けました。
今年は1本2本なら先行されても必ず追いつけます。
先行されても絶対焦らないこと。
そして今年こそ立命の切り札となるのがK/P佐伯くん。
1回生から試合に出場し、彼を見続けてる立命ファンならわかると思います。
彼が今まで2年続けて経験した関学戦での試練。
それがあるからこそ成長した今の彼がある。
今年の活躍はほんと感慨深いものがあります。
前節の近大戦のPも完璧でした。
滞空時間の長い飛距離の出る正確なPも学生屈指です。
ここまでFG5本も全て成功。
ここからはオフェンス、ディフェンスともに苦しい時が必ずやってくる。
そんな時に佐伯くんの存在でキッキングゲームで優位に立てるのは今年のチームの大きな武器です。

今年の4回生は、この2年間、関学に勝てなかったことでずっと苦しい思い、悔しい思いをし、いろんなものを背負って頑張ってきた4回生。
今年に懸ける思いが観てるこちらまで伝わってくる素晴らしい4回生だと思います。
フィールド上で繰り広げられるプレーに目が行きがちですが、サイドラインにも目を向けてみてください。
試合に出なくとも頑張ってる選手、スタッフがそこには沢山います。
そこで頑張ってる選手、スタッフに注目してると、そのチームの意識が見えてきます。
このチームがどこを目指してるのか見えてきます。
学生スポーツの魅力の一つはそこに存在してます。
あれだけ頑張ってる4回生の選手、スタッフ全員が、このラストシーズンを勝って笑って学生アメフトを卒業していってほしいと思います。

ブログタイトルにも書いてる言葉。

『乗り越えた壁はいつか自分を守る盾になる』

高い壁である関学を今年は乗り越えなければならない年。
そこを越えた時、彼らにはどんな視界が広がり、どれだけの自信を手にするのだろう
それは傍で見ている自分らにはわからない、その中で頑張って乗り越えた者にしかわからない世界。

そのためにもまずは次の関大戦。
関大も相当強いし、また相当強い気持ちで向かってくる。
でも関学戦を前に負けることは絶対許されない。



ここからは、一つのプレーが勝負を決する、ミスの許されない戦いが始まる。

しかし、怖れる必要など全くない。

今まで一年間やってきた全てを信じて、自信をもって、後はやり切るだけ。