王女と兵士の100日の話し
身分違いの王女に一目惚れした兵士の熱意につき動かされた王女は、100日間、王宮の庭で王女を待ち続ければ、兵士の気持ちに応えると約束します。
兵士は、99日間、雨の日も雪の日も風の日も、来る日も来る日も、王宮の庭に立ち尽くし、王女を待ちます。
99日目の夜、つまり、あと1日で約束が叶うという最後の晩に、兵士は王宮の庭から立ち去ってしまう…というお話し。
この兵士は、なぜあと1日というところで諦めてしまったのか…
結構これについて議論交わしているのをネットでも見かけます。
その中で、なるほどそういう考えもあるのね…というのがありました。
兵士は、もし最後の1日…つまり100日を迎えてもそこに王女がいなかったら…それはそれまでの気持ちだったのだと思うしかなくなるけれど
99日で立ち去れば、、ひょっとしたら100日目に王女は現れたかもしれない…という希望を持つことが出来る
それをあえて知ろうとせずに自分で結論を出したのだ…という納得感というのでしょうか。
そのようなニュアンスの話しを見かけました。
最後の日までいれば王女の約束は果たされたかもしれないのに
信じきれなかったからこそ怖くて自分で結論を出してしまったのか
見方は色々ありますが
決断には人それぞれの
考える事に影響を受けるところがありますね。
その決断にぴったりな
マザーテレサの言葉を見つけましたのでご紹介します。
思考に気をつけなさい
それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい
それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい
それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい
それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい
それはいつか運命になるから
来る日も来る日も
王宮の庭に立ち尽くした兵士には、どんな思考があったのでしょうか?
そしてそれがどんな言葉となり
行動となり、習慣となり性格となり、99日で立ち去るという運命となったのでしょう?
もし、始まりからもっと違う考えを持っていたなら、兵士の行動は変わったかもしれません。
そして運命が二人を引き離すことはなかったのでしょう。