人々にたいして腹をたてることは、
その人たちの行為が
重要だと考えていることを意味する。
どうしてもやらなくてはならないことは、
そのように感じることを
止めることだ。
人々がやっていることは
もうひとつの選択として われわれに唯一実行可能なものにくらべて
つまり、無窮なるものとの変えることのできない
遭遇にくらべて
相殺できるほどには
重要なものではない。
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なんであれ、百万もある道のうちのひとつなのだ
だからこそ、
戦士たるものは、
この道はその道の一本に
過ぎないということを、
心に刻んでおかなくてはならない。
自分がこの道を進むべきでないと感じたときは
いかなる状況に置かれていても、そこに留まっていてはならない。
その道を進むか離れるかの決断においては、
恐怖や野心にいささかも
とらわれてはならない。
だから、たとえどんな道であっても、じっくりと
かつ慎重に、それを見据えなくてはならないのだ
そんなとき、
どうしても戦士が自らに問い掛けてみなくてはならないことがあるとすれば、それは
この道には心があるか…
というものだろう。
すべての道はどれも同じである。
どこかわからないところに行くだけだ。
しかしながら、その道に
心がなければ、少しも楽しくはない。
反対に、
心のある道なら、そこには安らぎがある。
しかしだからといって
戦士はその道を好きにならなくてはならないというものでもない。
ただ楽しく旅ができるというだけのことだ。
そういう道に従っているかぎり、
戦士はその道と
ひとつになる…
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戦士たちは
壁に頭をぶつけることで
勝つわけではない。
壁を越えることで勝つ。
戦士たちは壁を飛び越えるのだ。
彼らが壁を粉砕することはない。
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『時の輪』
カルロス・カスタネダ より
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