耐震基準適合証明 | 札幌 不動産の賃貸・売買・管理はお任せ下さい! / 株式会社スリーアール 社長のブログ

札幌 不動産の賃貸・売買・管理はお任せ下さい! / 株式会社スリーアール 社長のブログ

札幌市全域の不動産の取扱いを行っています。株式会社スリーアール社長のブログです。白石・厚別・清田・江別の不動産、賃貸アパート、賃貸マンション、戸建て、テナント仲介、中古住宅・マンション・土地の売買・内装リフォームと不動産に関わる全般はお任せください。

みなさん

「耐震基準適合証明」ってご存知ですか??

正直あまり聞きなれないと思います。。

中古物件を売買している不動産業者やリフォームメインの建設会社さんなどには親しみのあるものかもしれませんが、私もまだまだ経験不足の為今回初めてこの検査をする可能性が出てきて改めて調べて勉強したのですが

ざっくり説明すると

この検査を受けて建物の耐震性能が認められると

築20年以上の中古物件を購入時に下記のようなメリットがあるのです。

①10年間で最大400万円の住宅ローン控除
②中古住宅購入時の登録免許税が減額
③中古住宅購入時の不動産取得税が減額
④最大で3年間固定資産税が安くなります
⑤地震保険の保険料が割引

メリットがある反面デメリットもあり、

専門の指定機関での検査・証明書発行に大体5万円前後の費用が掛かるのですが、万が一不適合の場合(耐震基準が満たない)といった不本意な結果でも費用が掛かってしまいます。

これはもちろん検査機関の方にも動いてもらっている為仕方のないことですが、依頼主からするとなかなか悔しい内容ですよね。

また、物件の買主にとってメリットがあることなのですが、「買主」ではなく、売却までに「売主」が依頼して証明書を発行しなくてはならないという時期や立場の問題。

それ故になかなか実際に検査をせず、断念する方も非常に多いと聞きます。

物件評価額や価格にもよりますが、登録免許税や抵当権設定登記、不動産取得税と契約時、直近3カ月くらいの期間での費用に関して言えば10万~15万円くらいの減税効果があります、また長い目で見た住宅ローン減税10年、固定資産税の減税、地震保険の割引など長期的なメリットも数値化するとなかなか大きなプラスになると思います。

5万円と使って、15万円のプラスと長期的なプラスを得る



ただ5万円が消えていく。

そんなギャンブル性を醸し出す

耐震基準適合証明なのでした。

同じようなものでフラット35適合証明があります。

こちらはフラット35でローンを組む際に必須となる検査ですが、

こちらはある程度の築年数であれば概ね適合します(100%ではありませんよ!)

新耐震基準を満たしているはずの昭和56年6月1日以降完成の物件なのに

耐震基準適合検査の結果、不適合となる場合があるのは・・・・

ぶっちゃけ腑に落ちませんが、、いわゆる手抜き工事だったのか、、

正直なところフラット35適合証明の検査だけで耐震基準適合としても認めてくれればお客様が余計な費用を支払わなくて良いのになと感じます。

結果として不適合となった場合、残念ながら税制面での優遇は受けられませんが、ある意味しっかりとした機関で検査をしているわけですので住宅の状態を正確に知ることができるというメリットはあります。

要するに無駄ではない

ということなのですが

やっぱり適合したいよな~(笑)

税の優遇などの知識はお客様にとってメリットになるので常に勉強しておかなくちゃダメですね、、

特例や期間の延長など、いつなくなるかわからないことが多すぎますので(笑)

賃貸仲介を長らくやってきましたが、やはり起業して売買案件をするようになってからは
そういった知識を勉強する機会が増えました。

大人になった気がします

ではまた!