マネーボール

上映時間：133分
ジャンル：ドラマ
個人的評価：★★★★☆

＜ストーリー＞
メジャー経験のあるプロ野球選手から球団のフロントに転身するという珍しいキャリアを持つビリー・ビーン。その風変わりで短気な性格は、若くしてアスレチックスのゼネラルマネージャーになってからも変わらず、自分のチームの試合も観なければ、腹が立つと人や物に当たり散らすという癖のあるマネジメントを強行。そんな変わりダネが経営するアスレチックスは弱かった……。しかも優秀で高い選手は雇えない貧乏球団。チームの低迷は永遠かと思われた。ある時、野球経験はないがデータ分析が得意なピーター・ブランドと出会ったことを機に、後に“マネーボール理論”と呼ばれる「低予算でいかに強いチームを作り上げるか」という独自の理論を実践していく。だがそれは同時に野球界の伝統を重んじる古株のスカウトマンだけでなく、選手やアート・ハウ監督らの反発を生み、逆にチーム状況は悪化していくのだが……。

＜キャスト＞
ブラッド・ピット
ジョナ・ヒル
フィリップ・シーモア・ホフマン
ロビン・ライト

＜感想＞
Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏についての映画「ソーシャルネットワーク」のチームによる球団経営の話。これも実話。ただ、アメリカのプロ野球のチームなどの情報がないので、ちょっとわかりづらかった。ただ、所々に笑いのポイントが用意されていて、退屈せずに観ることができた。さまざまなジンクス、統計の理論など、細かい所まで描かれていたのは実話ならでは。お金のない弱小チームでもここまでできるんだということを知らしめるいい作品だと思う。ただ、最後、終わり方としては、いいんだけど、成功というか、本人としては満足なんだろうけど、その後についても知りたくなった。

日本のプロ野球も現在、ほとんどの球団が赤字状態。この手法を見習えとは言わないまでも、やり方次第では、勝率を守りつつ、赤字から脱却できるのでは？と思う。ソフトバンクとか、楽天、DeNAができそうだけど、なかなかできていない、巨人も最近変わるための序章のような動きをしていますが、視聴率は低迷、ファンの数が激減しているんでしょうね。