バレンタインチョコの以下のような分類を提唱したい。
すなわち、大きくわけると本命チョコと義理チョコに分かれるのだが、本命チョコはさらに
本命チョコプロパー
偽義理チョコ
の二つに、義理チョコは
好意チョコ
義務チョコ
の二つに分類される。
本命チョコプロパーは、恋愛感情を持っている者がその対象に対して与えるもののうち、チョコが与えられた時点よりもあとにおいて、与えられた者が与えた者の恋愛感情を認識していて、さらに与える側も認識されているということを認識しているものである。
偽義理チョコは、恋愛感情を持っている者がその対象に対して与えるチョコのうち、本命チョコプロパー以外のものである。
好意チョコは、恋愛感情は全くないものの、人として好意を多少なりとも持っている場合である。感謝の感情もこれに含まれる。
義務チョコは、好意が特になく、専ら贈与することに対する社会的な要請が動機づけによるもので、それがなければ与えられなかったであろうところのものである。
しばしば、偽義理チョコは、チョコが与えられた時点よりもあとにおいても与えられた者が与えた者の恋愛感情の存在を確信できないものであり、チョコなのに甘酸っぱいという特性を持つ。好意チョコは素直に喜んでいいものであるが、好意チョコを偽義理チョコなどと勘違いする男をバカという。また、義務チョコを本命チョコプロパーと勘違いする男をイタイ奴という。