“ヘイル・メアリー”は、『ラテン語のアヴェ・マリアの英語読みで、「マリア様のご加護を」という意味合いを持ち、成功の可能性が低い状況での「神頼み」や「最後の望み」といったニュアンスで使われます。』だそうだ。映画では“一か八か”で訳されていた。

 

 

乗組員一人の宇宙戦艦ヤマトは、スターシャからメッセージも何もないのに、とりあえず行けば滅びゆく地球が何とか助かるんじゃないかという思い込みからイスカンダルに向かう。そこでやはり、イスカンダルに行けば何とかなるんじゃないかとやってきた一人の異星人と知り合って、お互い孤独だし、目的も一緒なので友情を育み、ミッションにチャレンジする話だ。違うか?

 

 

地球側の乗務員は、TVCMだと「ただの数学教師」と言っているが、何でもできるスーパー人間のライアン・ゴズリングだ。元々優秀な科学者だったらしいが、いきなり宇宙船を操縦し、宇宙遊泳も楽々こなし、数学だけでなく未知の生物の培養もお手の物。さすが、「オデッセイ」と同じ原作者だ。ちなみに脚本も「オデッセイ」と同じ人だ。

主人公は不屈の精神とユーモアで何でもやり通す。なので、ラストがハッピーかバッドは想像できる。

 

 

おまけに私服がお洒落だ。宇宙にあんなにたくさんの私服を持って行けたのだろうか?

 

 

異星人との言語のやり取りは、数字から始まって次第にパソコンで翻訳できるようにして、スピーカーで流すという設定にしているので映画の観客に親切だ。現にスマホでの翻訳機能でインバウンドが上手に日本で旅行しているから、とっても納得。

 

 

異星人のロッキーは、ポケモンにいたような外見。あの手でなぜ、細かい作業ができるようになったかは謎。放射線と相対性理論の知識が抜け落ちているのに、あんなに高度な文明を構築できたのかも謎。でも、とっても情に厚い奴のなので、そんな小さな(?)事は許そう。

 

 

152分の上映時間だが、中だるみする中盤を刈り込んで120分にしたら、人にお勧めできる映画だ。

 

アメリカの大統領がトランプだったら、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」はあり得なくて、各国の協力もなくてあっと言う間に地球は滅ぶな。