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1576年、天下統一を目前に控えた織田信長は、安土の地に五重の天守閣と大きな吹き抜けの構造を持った巨城を建築することを決意する。
そこで信長は実力者たちを集めて指図(設計図)争いを行い、一番優秀だった者を総棟梁とすることにした。
そして指図争いの結果、信長の命により総棟梁となった宮大工・岡部又右衛門は、築城のために様々な難問に立ち向かっていく・・・


安土城建築をテーマにした本作。もともと歴史が好きなので今までいろんな歴史の映画やドラマを観てきましたが、築城を題材にした作品は恐らく初めてだと思います。

それだけに、築城の様子を映像で観れるという期待感を持って劇場に足を運びましたが、期待外れの内容でした。


簡単に言うと、築城そのものをメインにしているというよりは築城を通して奔走する大工チームの人間模様を描いており、最終的には安土城にこだわらず大阪城や姫路城のような他の名城でもよかったんじゃないかとついつい思ってしまいました。

もちろん、築城の際に木材の材質にこだわったり、構造にこだわったりと安土城築城ならでばの部分も見れて勉強にはなりましたが、出来れば安土城が出来ていく過程を見たかったですね。
あるシーンでは土台と柱を建てていたのに、次のシーンではもうお城の骨格が見えるところまで進んでいるんですから驚きです。

しかも途中で築城とはそこまで関連性のない謎の謀反まで起きて、こっちとしてはもう頭の整理が付かず、さっきの謀反は誰の仕業なの、って感じでちょっと混乱しました。


せっかく主演に西田敏行を起用しているのに、これでは完全に西田さんを殺している気がして残念でした。
いつも個性的なキャラを演じている福田沙紀も、本作ではパッとしない印象でこれまたもったいないなあと思いましたね。

キャスト陣に関しては、他にも椎名桔平、大竹しのぶ、石橋蓮司、石田卓也、笹野高史、寺島進、山本太郎など、若手からベテランまで豪華な顔ぶれでした。

ちなみに笹野高史が戦国武将役で登場した時には大河ドラマ「天地人」の秀吉役の影響なのか、劇場内で一部の人にウケていたようです。