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コンビニのバイトをこなしながらその日暮らしの生活を送る伊藤カイジ。しかも彼は友人の保証人になっていたため、202万円もの借金が残っていた。
ある日、その借金返済を催促するため金融会社の社長・遠藤がやってくる。そこで彼女は大金を手に入れられるという、一夜限りのギャンブルイベントをカイジに勧めるのであった。
遠藤に上手く言い包められたカイジであったが、借金返済、そして“負け組”からの脱出のために、命懸けのゲームに挑むのであった・・・


アニメの実写版ということで多少オーバーな演出は覚悟していたものの、思っていたよりもメッセージ性が込められた作品でした。

特に、前半部分は個人的に勉強になった気がします。カイジや周りの人々を通して、人間は努力をしなければお金も手に入れられないし、何も進歩出来ないということに改めて気付かされました。
そして、目の前の誘惑に負けず我慢をすることの大切さも改めて理解することができました。


原作マンガにも登場した「限定じゃんけん」「電流鉄骨渡り」「Eカード」など発想豊かな賭博ゲームも見どころの1つですが、正直「限定じゃんけん」以外は長々としたシーンの割にあまり面白くなかったです。


久々に藤原竜也の演技を観ましたが、腹の底から掻き出すような発声は相変わらずでしたね。舞台で演じているせいかすっかり定着した模様です。天海祐希もお馴染みの強気のお姉さんを演じていました。

一番気に入ったのは香川照之の演技です。毎回個性的なキャラクターを演じますが、本作でも傲慢で昇進主義の男をいやらしく演じていましたね。彼が演じるキャラクターの存在があるからこそ、本作において“格差”という面が大きくクローズアップされている気がしました。
他にも、中年のおじさんを演じていた光石研や、友情出演していた松山ケンイチら脇役の演技も個性色が強くてストーリーを盛り立てていたと思います。

中でも藤原竜也と松山ケンイチの「DEATH NOTE」コンビの画はファンには嬉しいシーンですよ。


心が折れたときは“負けたらクズだ!”のセリフを思い返して立ち直りたいと思います。