我が家の市は、保育園は産休、育休中も、申請書を出せば継続利用が可能です。条件は、育休後に復職予定がある証明ができること。
しかし、学童は産休中は利用できますが、育休中は退会になる規則でした。
学童の父母会で説明を受けてから、納得の行かない夫は、父母会長や校長先生に抗議をしましたが、こればかりはPTAと違い、役所の人間が決めたことだからと言われたようです。
普通の人なら、そこで引き下がるところ、うちの夫は…
市長に直接会いに行きました。
私には、どうやってアポを取るかもわかりません。
父母会の保護者の意見をアンケートにし、署名をもらい、法的なことも交え、意見書を作成したようです。
その結果…
今年度より学童の継続入会が認められました
条件は、復職予定があることです。
うちの娘は、学童の継続を強く希望しています。共働き家庭も多く、お友達もほとんど学童にいるので、自分だけ辞めて、お家で過ごすのが嫌みたいです。
0歳児がいる中で、宿題を家でするのも大変ですし、一年生、まだまだ一人で下校も心配です。
そして、学校や学童からのお知らせは、全てアプリ管理になりました。紙のお知らせが廃止です。写真購入もアプリ管理です。
連絡帳もいずれアプリにするみたいです。
そして、念願の、学童のお弁当持参廃止、給食または宅配食の導入が目前です。
一部の保護者の方々からは、総理大臣になってくれ!と言われ、調子に乗っている夫。
とにかく、決めたことへの熱意が凄く、周りを巻き込む力を秘めています。
したいことを纏める。実践可能にする為の具体策と予算を導き出す、人員を決める、それから意見書を出す。と計画は綿密すぎるほど事細かいです。それを即座にしてしまう知識と人望はすごいですね。
抗うことが難しい竜巻みたいな人です。
言わないだけで、鬱陶しく思っている人も中には居るのではないでしょうか。
本人は全く気にしていない鋼のメンタル。
家に居るのだから、子供の面倒ぐらい見れるだろう。の時代は終わりです。
子育て、特に0歳育児は不眠不休で、仕事よりキツイところもあります。家事、育児は立派な仕事です。未来の社会を動かす人員を育てているのですからね。
産休、育休は、休暇であっても、のんびり休みリフレッシュじゃないことが、子育て経験者以外にも伝われば良いなと思います。
決して夫一人の力ではありません。
もともと上がっていた保護者の意見を、声を大にして手を上げて、皆で計画を立てて、先頭に立って市長室に乗り込んだのが、夫なだけです。
希望者は、育休中も、学童を利用したい。
ただ、それだけのこと。
対象者も、それほど多くない。
無理難題ではありません。
第二子以降の保育料無料の方が無理難題に近いですよね。高校、大学無償化も。地域差がありすぎる。きっと夫の様に、誰かが声を上げて、動かしたのでしょう。
大阪、東京に遅れを取らず、名も知られていないような小さな市町村だって、声をあげれば、願いは叶うかも!?