入退院支援センターに異動になり、一週間を過ごしました。


うちの病院、基本的に入院は月水金です。退院は1病棟1日4名まで。入院期間は2週間以内。


入院のない火木は、入退院支援センターにほとんど患者様が来ない状態に。


退院支援も、自宅退院が多くて、特に施設や転院先探しに難航している事例も少なくですね。


楽々ではなく暇々部署なんです。


同じお給料を貰っていながら、病棟との差が激しすぎます。


誰も患者様(お客様)が来ないセンターで、妊婦2人、年配パート2人と何をするかと言えば、何もしないんですよ。軽い雑談?みたいな感じはあれど、皆それぞれにボンヤリ患者さん来ないかなぁ…状態。


携帯の持ち込みも出来るので、スマホゲームでも…なんてことは出来ません。監視カメラがあるので。クレームとか暴力が発生すると院内緊急コールが掛かるように取り付けてあります。


つまり、常時監視された状況で、時間が経たない苦痛は忙しい病棟勤務以上のものがあります。


私は絶対に事務職には向いていないなと思いました。身体は楽でも、遣り甲斐を感じず、5分が永遠に経たず、時計と、自分の手のひらとのニラメッコは拷問の極みです。


同じ体勢で座ってばかりいるのも辛く、トイレは自由に行けるのですが、行ってきます。と静かなセンターを抜ける時に声を掛けるのも気を使います。


何が辛いって仕事がないことです。


これを楽と捉えることが出来る人々は、続くのでしょうね。永遠に異動と言われたら間違いなく退職します。


なぜだかここ数日、何もやる気が出ず、ブログも書けず放心状態でした。


やっと家で過ごせる休日も、子供達と夫の騒がしい声で溢れています。


どこか遠くの世界に心だけを置き去りにしてきたみたいな感覚です。


もうすぐ妊娠30週です。

早いなぁ。

1人産む毎に早く感じる妊娠週数の経過。


産科で見かける2週間健診らしき、小さな赤ちゃんの独特の泣き声を聞くと、動悸がして、しんどいなって思います。


新生児育児は寝不足と産後疲労との戦いで、正直良い思い出がありません。祖父母の協力も帰ることの出来る実家もないので。里帰りの選択肢すらありません。


夫は新生児を見ると、可愛ね。早く抱っこしたいね。どんな顔しているかな?と目を輝かせて嬉しそうです。


新しい命との出会い、子育て、幸せなはずなのに、母業を前向きに考えることができません。帝王切開怖いなぁ、また術後痛いんだろうなぁ。


入院中の子供たち、学校や保育園のお手紙や行事、夫はちゃんと出来るかな。子供たちの体調不良に気づいて対処できるかな。


なんて心配事ばかり。


幸せなことを考える思考力がほしい。


産休まであと1ヶ月。

暇な火、木は、看護部長様にお願いして、午前中は検査室の採血係に派遣してもらうことにしました。針刺し事故や感染の危険もあるのに、座っているだけ部署の方が楽じゃない?


と気に掛けてくれたので、正直に自分の気持ちを伝えました。有給も、火か木のどちらかで消費する計画です。


妊婦さんの1人は張り止めを飲みながらの勤務。パートさんの1人は、更年期の眩暈と、冷えのぼせと戦いながらの勤務。


皆、病棟で働くにはどこか体調が悪い人たち。そんな人達の羽休めのような避難所かな。


体調不良で欠勤することも多い人達。

休みやすい環境も有難い。

有難いんですけどね。

贅沢言ってはいけませんね。


でも、ここには看護を感じられないんです。