土日が一瞬で終わった。

日曜日の、ポツンと一軒家。を見るのが好き。何となく癒される。そして明日から仕事か。と思う瞬間。


日曜日のサザエさんを見ると、明日から仕事か。と思う人が多いらしい。サザエさん症候群って言うらしい。


なんて、どうでもいい雑談。


今日も今日とて、急性期病院の呼吸器科は忙しい。コロナが増えている。


コロナが重症化すると、うちの大学病院に運ばれてくる。病棟に入院してすぐに、呼吸状態悪化。気管内挿管の介助に付き、暑苦しい防護服を着ながら、ECMOするなら、ICUに運ぶかどうかの話し合いを医者としていた。


ICUは得意分野。

転棟になっても、そのまま付き添い、処置の介助に付くつもりでいた。


患者はまだ若い。何としてでも助けないと。

救命の血が騒ぐ。


そこへ病棟に保育園からの電話。


戦闘モード全開の状態で、電話を引き継いだものだから、少々物言いがキツくなる。


防護服を一旦脱いで、誰かに処置の介助を代わってもらわないといけない、その1分1秒が生死を分けると言っても過言ではない緊迫した現場に、気の抜けた声で出た若手の保育士。


泣き止まないので、早めにお迎えこれますかぁ?


って。


熱もなく、ご飯も食べ、水分も取れているそう。泣いている程度で呼ばれる!?と思うのはモンペなのだろうか。


あと1時間半で時短勤務終了なのに。その時間すら待てない緊急のギャン泣きなのだろうか。


若手保育士へ、泣きの原因を聞くも、とくに原因はないと。語尾を伸ばす独特の話し方に苛立つ。


緊急連絡先一番は夫なので、夫に迎えを頼んでほしい。と伝えると、明らかに嫌そうな困った対応をされた。それなら、ママの勤務終了まで待ちまぁーす。と。


待てるなら、掛けてこないで。

人を選んでお迎えを呼ばないで。


私から夫へ連絡し、お迎えに行ってもらったが、迎えに行った時には泣いていなかったそうで、また揉めた様子。


保育園に設置されている第三者委員会へ、今回の件を報告にあげることになった。もちろん夫が申請した。


緊急連絡先の順番を守らないこと、一時的に泣いているだけでお迎えを呼ぶこと。等の対応に関して。


先ほど園長とクラスリーダー保育士が自宅まで謝りにきていた。


夫の怒りは収まらない。


マシンガントークを聞くのも疲れるので、その場を後にし、娘の学童の迎えに行くことにした。


妊婦や子育て世代は、仕事の足手まといでしかないのか。産めよ増やせよと言いながら、働きにくい社会は変わらない。


バリバリ正社員で大学病院急性期を続けたい気持ちと、子供に寄り添いたい気持ちの狭間で揺らぐ。