日曜日、久しぶりの1人でお出かけを計画。夫に、子供達を任せて、いざ、出発。
本当に、1人で大丈夫？
夫が心配してくれる。ありがとう。これも、リハビリなんだ。がんばってみるね。
プシっている人間が、1人で買い物に行ったら、どうなったか…
悲劇のはじまり、はじまり。
自分へのご褒美、やりたいことリスト。
1人でカラオケに行く
カラオケ店に無事到着。
受付のギャルなお姉さんに、ドキドキ。
ポイントカードもなく1人で来た３４歳。
変な人って思われたかな。
自分の一言、一言が、相手を不快にさせていないか気になってしんどい。
部屋の番号を聞いて、部屋を探す前に、トイレの位置を確認する。
部屋に到着。照明が薄暗いな。
歌いたい歌を探す。
私の頭の中の歌…歌…歌…
子供と歌う童謡しか思い浮かばない。
学生時代に流行った、モー娘、倖田來未、あゆ…時が完全に停止していることに気づく。
呑気に歌番組を見る時間も、音楽を聴く習慣もなくなっていた。そもそも今、何が流行っているんだ。
お隣様の歌声が響いてきた…
何！？カラオケって完全防音ではないの！？
実は初めてカラオケに来た３４歳。
もう、帰りたい。
ドリンクバーのドリンクを入れに行く前に帰りたい心境。
大声で歌ってみたかった。
何も気にせず、自分の殻を破ってみたかった。
ようやく選んだ選曲は
私の母親は水商売をしていた。
歌舞伎町の薄汚いマンション。地獄の幼少期。
忘れたくて、抗いたくて、大声で歌いたいのに、周囲に声が漏れ響くことを恐れ、結局小声で歌う小心者。
誰に気を使ってるんだか、みっともない。
自分の内側のエネルギーを解放できない。
虚しくなって、1曲で、退店。
1人カラオケは楽しめず、ご褒美にはならなかった❌
続いて、無印良品へ。
ここは、落ち着ける場所。
こちらがメインイベント。
前歯が２本生えた息子のために、歯ブラシスタンドをひとつ追加するつもりが…
5人家族予定なのにね。
同じ色の数が揃わないと落ち着かない。
数、色への執着、5個で辞められる、必要のない買い物を辞められる正常な精神がほしい。
4人目を産む予定は200％ないのに。
動悸がする。いよいよ、しんどくなってきた。
ひとりショッピングも出来ないのかな。
近くの休憩用の椅子に座る。通りすぎる人々が皆、幸せそうに見える。自分だけが取り残されているような感覚に陥る。
夫に電話をして、子供達の様子を聞く。元気そうな笑い声が聞こえてくる。
お昼ごはん、食べておいでよって言われた。でも、ひとりでお店に入って、何を食べたいかもわからない。食欲もない。それどころでない。
そうだ、書類収納ケース、3人分買わなきゃ。無印良品に戻る。手が震えてきた。何なんだ。私は何が怖いんだ。ただ、買い物をしているだけなのに。とてつもない不安が押し寄せる。
発狂しそうになる。訳もなく泣きたくなる。プシコ、医療保護入院は２度としたくない。このお話はブラック歴史過ぎて、ここでも書けない。
書類収納…娘の分、息子の分、お腹の子の分、夫の分、家電の保証書、保険関連、仕事の分、説明書関連…
気づいたら
信じられないぐらい買ってしまって、レジのお兄さん、絶対に引いていたと思う。
自分で自分が嫌になり、どうしようもなくなった。どうしていいか、わからなくなって。
強迫性障害の一種。同じものを買いすぎる。
無いとどうにかなると思い込む。箱を20個も買ってどうしたかったのだろう。バカげているとわかっても辞められない。
必死の思いで家に着いて、山ほどの箱を抱えて泣きそうになりながら玄関をあけたら
夫が爆笑
笑い事じゃないよ。
どうしよう…
こっちは真剣。
靴下入れとか、洗剤入れとか、娘と一緒にいろいろ、箱に入れて使い道を考えてくれる。調味料入れとか、離乳食のレトルト入れとか。箱がどんどん減っていくと、心が少しずつ、ほどけてきた。
20個も1人で運んだせいか、夕方、自宅の階段を上がろうと思った瞬間、右の臀部から腰部に電流が走ったような激痛を感じ、右足に力が入らなくなり、階段から落ちた
どうやら、ぎっくり腰をやったようです。
看護師は職業柄、腰が弱い。
大体、３５歳以上は、コルセットを着けているか、整体に通っている確率が高い。
自分が腰が弱いことも、骨が脆いことも忘れて、しまいには、妊婦であることも忘れていた。
日曜日なのに受けてくれた、出産予定の産婦人科と同じ病院内の整形外科を緊急受診し、自宅安静となった。折れてはいないし、赤ちゃんも今のところ、どうもない。また、入院にでもなっていたら、背骨より心が折れていただろう。
入園準備と入学準備に、いろいろ予定があるから、入院はしたくない。
マシになったら、書類を仕上げて、銀行に手続きに行って、必要物品を揃えに行って…
しなければいけない任務が次から次へと降りかかってくる。消化しても消化しても、とめどなく降りかかってくる。
この状況にとても弱い。
拘りや多重課題への困難さ、臨機応変に対応出来ないこと、被害妄想、私は大人の発達障害なのではないか。息子の自閉グレーから、気になり出した自分のこと。
産後鬱カウンセリングで、聞いてみたことがある。どちらかと言うとご主人の方が、発達検査をオススメします。だってさ
でしょうね。
落ち着きないし、話し噛み合わないし、時間守れないし、思いつきで動くし、人の気持ちが分からないし。
本人は困っていることがないので、発達検査は受けないそうです。性格なのか発達障害なのかって紙一重ですね。
それはそうと、1人で起き上がれなくなってしまって、夫はまた社長様に連絡をしていた。寝返りも死にそう。困った。一回寝転んだら動けない。ずっと立っていたい。トイレ困る。
妻のぎっくり腰のために、しばらく在宅ワークしまーす
お願いだから、体調不良と言ってくれ
その軽いノリを辞めてくれ
悪阻がなくなって、少しだけ前向きに生きていけそうな予感がして、調子に乗りました。人間、急には変われません。ボチボチいかなきゃね。
いくらキラキラした人種に憧れたって、そっち側の人間じゃないんだから。
1人っ子ママでいた方が良かったんじゃないかな。今さら、どうにもならないことを思ってしまう。息子にも、お腹の子にも申し訳ない。ダメダメな母。夫にも申し訳ない。
次のカウンセリングへ向けて、実践報告書をまとめないと。何をして、そこでどう思ったかを書いていきます。そうすると、赤ペンで、思考の歪みの部分を指摘してもらえる、そういうのです。
あぁーあ、何もかも投げ出して、バンジージャンプしたい心境
この大空に♪
翼を広げ♪
飛んでいきたいよ♪
悲しみのない♪
自由な空へ♪
翼、はためかせ、行きたい(逝きたい)♪
あ、車の中で1人ドライブ1人カラオケ、楽しいかもね腰治ったらやってみよう。
失敗したからって、そこで、終わりではない。また、違うこと、やってみればいいよ。やってみなきゃ、わからないことってあるからね。
そうやって夫に励まされ、いつかそんなこともあったよね。って笑い話になるといいな。と思ったのでした。