自分が占い稼業というものをやってみて思うのは、やはりこの仕事には向き不向きがあるのではないか、ということ。

 

 

のっけからぶっちゃけると、「人を救いたい」という動機で続けられる人はごくわずかじゃないかと思う(多分ほぼおらん)。

 

 

スピ的というよりはもういっそ現実問題として、人の相談事ばかり聞くのは疲れるのよ。

 

 

内心で「知らんがな」「自分次第やがな」という場面も多いし、こってりずっしりとした不幸話や苦労話を聞かされて自分も引きずってしまうことなんてざらにあると思う。

 

 

数秘で言えば2とか6とか9とかは、一見占い師に向いてそうやけども、個人的にはそういう共感系の数字の人はしんどいやろと思う。

 

 

むしろ私のような5や3あたりの「知らんがな」系の数字の方が、続けられるのかもしれんね。

 

 

あと1とか8とか場合によっては11あたりの、わかった気になって「答えを言いたくなる」系もどうやろか、と思う。

 

 

占い師が答えを言うということは、その答えに責任が生じるということ。

 

 

私のセッションは「コーチングっぽい」と言われることもちょいちょいあるけど、それはきっと「依頼者さんの中にある答えを一緒に探す」スタンスのせいかなと思ってる。

 

 

私自身が「こうですよ」と答えを提示することはない。

 

 

結局、「答えは本人の中にしかない」というのはある角度から見たときの真理であると同時に、「こっちは答えは知らんし見つけるのはあなた自身やで」という責任所在についての線引きでもある。

 

 

占い師のスキルってさ、占術の知識だけでなく、こういう依頼者さんとの距離感であるとか、どれだけ客観視できるかみたいなのも大事やろなと思うんよ。

 

 

占い師になりたいと思う人はそのあたりもちょっと心に留めておかれるといいかもよ~