セッションでは多くの場合、生まれ育った環境やどんな子供だったかについて尋ねる。

 

 

自分に関しても同じように振り返ると・・・

 

 

小学校時代→学級委員などする優等生 勉強もできる方

 

 

中学校時代→不良化 学校でも指折りの問題児

 

 

高校時代→やる気なし 出席日数ギリギリ バイト三昧

 

 

大学時代→学費のためにほぼバイト 中退

 

 

こんな感じ。

 

 

小学校時代まではどれほど環境が厳しくても、母に褒められる唯一のものが「勉強できる」だったので頑張ってた。

 

 

ところが中学入ると同時ぐらいに突然母が再婚して、思春期の私は養父と折り合いが悪く、家に帰らなくなり不良化。

 

 

そこから先は、両親に対する不満や恨みのようなものをどんどん肥大させていく人生だったんよね。

 

 

男尊女卑な養父は弟は大学に行かせるけど、女のお前は高卒で十分と言うタイプ。

 

 

弟はさほど勉強は出来なかったので現役時代も塾に行かせてもらい、受験に失敗して二浪し予備校通い。

 

 

私はどうせ大学に行かせてもらえないならもう勉強はいいやって、高校では美大に行く専門クラスに進んだ。

 

 

それでもなんだかんだで文系模試みたいなので校内成績2番とか3番になったりして、担任が親を説得して高3の途中で急に「大学行け」ってなり。

 

 

そもそも私自身が大学に行きたいと言っても取り合わないものを、担任に説得されたら急に方向転換するのにもモヤモヤしてた。

 

 

しかも親が払うのは初年度の最初のお金(入学金と前期分授業料など)だけ、と。

 

 

大体、中学卒業と同時に高校の学費・交通費以外にはお金がもらえなくて、下着一つ買うのも自腹やったんよね。

 

 

結局志望校には受からず、「ここは来たかった大学じゃない」という気持ちのまま通学に1時間40分とかかけて、毎日バイトに明け暮れて、「何やってんねやろ?」ってなって行かなくなった。

 

 

あとには「大学中退」という結果と奨学金の返済だけが残った。

 

 

だからずーっと親を恨んでたん。

 

 

小学校のときのまま中学でもちゃんと勉強ができる環境だったら・・・

 

 

高校でも最初から大学受験を念頭に置いて勉強していたら・・・

 

 

美大に行って希望通り染織を専攻出来ていたら・・・

 

 

私には可能性がすごくあったのに(そして実力もあったのに)、全部親のせいで台無しにされた。

 

 

という恨みが、年齢を重ねて社会の厳しさに直面するたびに強まった。

 

 

このあたりからほんまに自分の内部がどす黒く渦巻きだしたので、結構な葛藤があった。

 

 

数秘を学んだ今ならわかるけどね。

 

 

本来5の私には「恨む」というのは合わないし。

 

 

だから「軽く生きたい」本来の自分と、恨みに縛られて足に鉄球でも括り付けてるような、浮上できない自分の心情の重さとの間でずっと葛藤してた。

 

 

「親を許す」みたいなことをすれば、現状から解放されるのではみたいに思った時期もあったけど、全然無理やった。

 

 

ちなみに今も別に許してないw

 

 

今はすっかり心も軽やかやけど、それは許したからじゃなく考えなくなったから。

 

 

見てないもの、思考の中に無いものは、自分の世界には存在しないも同じなので。

 

 

今でも母に対しては複雑な心境ではあるよ。

 

 

いつまで経っても母を嫌いになれずにはいる。

 

 

母の人生を思えば、それこそ「許せる」部分はあるし、感謝する点もたくさんある。

 

 

けど、もう「理想の母像」を渇望して、現実とのギャップに切り裂かれるのは嫌なんよ。

 

 

あの母が、私の望むような「優しく微笑んでなんでも肯定して褒めて慈しんで愛で包んでくれる」なんて風になることは、残念ながら永遠にない。

 

 

ないものねだりはやめたん。

 

 

他人は変わらんもん。変えられるものではない。

 

 

でも自分が見る世界は変えられる。

 

 

自分の生きる世界全体のうち、自分で自分が見る世界を切り取ることは出来る。

 

 

と、考えるようになったら楽になった。

 

 

そこに至るには数秘の力も大きかった。

 

 

そもそも今の自分が昔の自分を見れば「あんた、全部他人のせいやな・・・」と思うんよ。

 

 

同時に「でもしゃあないね。まだ子供やったんやから」って思う。

 

 

あの頃、周りに尊敬できる大人、いろんなことを話せる大人がいたら良かったのにね、って。

 

 

その時点でのいろんな選択肢を教えてくれるような。

 

 

大学に入ったばかりの頃はそれでもまだ夢はあって、司法試験に合格して検事になるか世界を旅するジャーナリストになりたい、なんて思ってた。

 

 

なのに満たされない愛情を恋愛方面に求めて、ちょっとした恋愛中毒みたいになって、キラキラした真っ当な夢は全部どっかへ行ってしまった。

 

 

ま、このあたりも語りだすと一晩かかるから、今日はこれぐらいにしとこw

 

 

ここまででも十分長いよねw?

 

 

ま、ほんまは言いたかったのは「誰かを無理に許そうとしなくてもいいよ」ってことと、「いつまでも過去に縛られてると今が楽しくなくなるよ」ってこと。

 

 

だったらそれだけ書いたら良かったよねw?

 

 

毎度話が冗長。

 

 

最後までお付き合いくださった方はありがとう♡

 

 

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