ルートナンバーの人とマスターナンバーの人では見てる世界が違う、というのは私がよく言うこと。
で、あるマスターナンバーの依頼者さんが、旦那さん(数秘9)が結構なんでも「上から(自分の方がなんでも知ってる風に)」言ってくるのがカチンとくる、って仰ってたんね。
で、その状況のたとえでこんな話をしたん。
20代の頃、私はワーホリでニュージーランドに数カ月滞在したんね。
現地でフラット(部屋)を借りた時、最初にそこの大家のおばさまが母屋の自分のお家に招いてくれたん。
おばさまはすごく優しくて良い方やったけども、欧米人あるあるなのか日本から来た私(当時27歳)のことを、どうも「貧しいアジアの国からきた小さい子」みたいに見てる節があったんね。
だから家の中で
「これがね、洗濯機というものでスイッチ一つで自動的にお洗濯ができるの。スゴイでしょ?
この冷蔵庫とっても大きいでしょ? こんなの見たことないかもしれないけれども」
って風に、家電についてあれこれ説明しながらルームツアーしてくれはった。
私は「あ、はぁ」って感じで苦笑いしながら聞いてた。
だってそれ全部、日本製なんよ!!!
私その国から来てるし、なんやったらここにあるもの全部最新式ではなくてそこそこ古いんよ!!!
って内心では思ってたんよね。
・・・って話を依頼者さんにしたわけ。
つまり旦那さんがおばさまで、マスターナンバーの依頼者さんが当時の私みたいなもんよ、と。
旦那さんは9なので、9ってルートの中の最高峰ではあるからどうしても「自分の方が知ってる」になりがちなのよ。
実際いろんなことを知ってる場合は多いけど、「それよりまだ上がある」という視点には欠けるという特徴があるん。
でさ、こっち側からしたら苦笑な感じではあるけども、そこでおばさまに現在の日本の様子やらニュージーランドと比べてどうとか説明しても詮無いというかね。
あえてそのまま「なるほど~」と言って流しておく方がお互いのために楽かもね、みたいな話をしたん。
夫婦間の場合は大抵は先方に「相手側を理解したい」という情熱が欠けてるから、なおさらわかってもらうための説明にエネルギーを割いても伝わらなくて消耗するだけやったりするし。
「相手のことを理解したい」なんて情熱的に思えるのは、恋愛初期か推しに関してぐらいでしょw?
こっち(妻側)だって大抵は「わかって!!」とか「なんでわかってくれへんの?!」とは思っても、旦那さんのことを「わかりたい!!」とは今更あんまり思ってないでしょw?
だからもう「わかりあいたい」とは思い過ぎない方がいいのよ。
「わかる部分もある」ぐらいで十分やし、数秘越しに相手を見て「そういう人」と思って不必要に心乱れずにいるのが日々を穏やかに過ごすコツかも。
解決できない何かに対してずっとイライラするぐらいなら「ま、いいか」で流して、そんなことより自分が楽しくなれることにフォーカスする。
この「ま、いいか」であるとか私がよく言う「しゃあない」は、脱力の呪文というかね。
何かに腹が立つとか何かを思い詰めるという行為は、ぎゅっと力が入って固くなってるイメージなん。
全身にギューッと思いっきり力入ってカチカチの状態で「楽しいこと」考えるの難しない?
だからまず緩めてみましょ、力抜いてひとつ大きく息を吐いてみましょ、みたいなことね。
そのためにこの呪文を使う。
嘘でも「ま、いいか」「しゃあないね」と口に出してみる。
そしたら暗い情熱で一点を見つめてたそのフォーカスポイントも、ちょっとズレたりボケたりするから。
そしたら少し緩まる。
緩める=余白を作る
余白は余裕でもある。
セッションではホントよくこの手の話してるわぁ。
ではでは今日はこの辺で。
(7月のスケジュールはもう少々お待ちくだされ。スマヌ)