先週末、BEGINのライブに行ってきたん。
ヒット曲しか知らんのに、近所のホールでやるからノリで。
結果的には大正解! めちゃ楽しかった。やっぱ「直感」で動いてみるといいね!
でさ、今回のライブで強く感じたことがあったん。
私は「ふるさと」のある人にすごく憧れてるんや、と。
元々、それは知ってたけど今回のライブではBEGINのみなさんの沖縄(石垣島)愛が溢れ出てて、「ああ羨ましいな」って思ったん。
私は小2で突然人生が大きく変わって(実父が借金を残して蒸発)、そこから先はどこも「自分の場所」と思えず生きてきた気がするん。
両親はもちろん祖父母との縁も薄く、里帰りする場所もなかった。
ただ小2までの自分史の中では幸せだった時代を過ごした奈良市が、自分的には一番「ふるさと感」があったから、50歳過ぎてそこに家を買って今に至る。
ようやくここが「自分の場所」な気がしてきてる。
まだまだこれからではあるけども。
このあたりで生まれ育った年上の友人の、季節ごとの地元の行事がごく自然に自分のスケジュールに入ってる感じにすごく憧れがあったり。
ご近所にある若い夫婦がやってるご飯屋さんでは、お母さんがおんぶひもで赤ちゃん背負って立ち働いてそれを常連さんたちが見守り、その子がこの春小学校に上がるときけばみんなで入学式の写真を見て喜びあったりする様子なんかも「いいな」と思ったり。
数秘的にはきっと私は前の人生ではそっちをやってたのかもね。
だからそういうことにちょっと切なくなったり胸がギュッとなるんかな。
日向ぼっこに最高の季節がやってきた。
よく「グラウンディング」っていうやん?
あれって何も特別なことではなくて、たとえば自分の地元の氏神さんにお参りしてその土地のものを食べてその土地に住む人たちと温かく交流する、そういう昔の人がごく当たり前にやってたことなんちゃうかな、と思う。
私、たまに心の奥底からぐわ~っと「海辺を裸足で歩きたい欲」が湧いてくるときがあるんよね。
こういうときは「グラウンディングが足らんのやな」と思って、可能な限り海へ行く。
なんか川じゃアカンの。海なんよ。
奈良には海がないから、ちょっとした遠出になるけども。
けども、もしかしたら私も今住む土地を愛して、出来る範囲でベランダで植物を育てたり、地元の食材をなるべく選んだり、氏神様や県内の神様に会いに行ったりすることで、自然と「土地と繋がっていく(グラウンディングする)」んではないかな、と思うこの頃よ。
たとえ生まれた場所ではなくても、自分が地に足つけて生きていくと決めた場所で、その土地と仲良くなるのが「地球と繋がること」なのではないかな、って思うん。
今のところの私のイメージでは、人間はみんな地球さんという大地主に小さな土地を借りてそこを耕して生きている感じ。
住む場所は「自分の土地」ではなく借り物で、自分の範囲で自分なりのやり方でその場所で豊かに生きていく。
人の土地に口を出さず手も出さず、でも協力できることがあればし合って、そのあたり一帯が平和に豊かになれば尚いいかもしれない。
そうしていつか地球を去るときには、きちんと場所を整えてお返しする。感謝を込めて。
そんなイメージ。
BEGINのライブからのとりとめのない話になったけど、そんなこんなでいつまでも「ふるさとのある人に憧れる」とか言うてやんと、今いる場所を自分でふるさとにすればいいやん、と思ったというお話でした。
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