私は社会人生活のほとんどで接客販売業をしてたけど、事務職をしてた時期も少しある。
どこも長続きしなかった。
その原因は「合わなかった」からだと思ってたけど、今思えば仕事そのものの向き不向きの問題ではなかったかもしれない。
伸び~ンとなってる元外猫王子。今日は本文も長ーいよw
正社員として2年ぐらいは続いた職場には、今なら完全アウトのセクハラ社長がいた。
この会社は大企業の孫会社で、社長は親会社からの天下りだった。
社長は恐らく最初は、当時30代前半だった私のこともちょっとぐらいは狙っていた。
だからごく当たり前にプライベートのメールアドレス(当時はLINEなどはない)を聞いてきて、私が風邪で休んだら「〇〇(私の下の名前を呼び捨て)スマイルが見れなくて今日は寂しいよ」とかキモメールをがんがん送ってきていた。
でもそのうち私の中身に全く可愛げがないしヤンキー的であることなどに気づいて、手のひらを返したように無関心になった。
その後、私は退職することになり後任として派遣の人を入れることになった。
そしたら社長は偉そうに呼びつけた、誰かの紹介でやってきた派遣会社の若い男性営業に「可愛い子がいいんだよ。20代前半で細身で出来れば〇〇沿線の(自分が一緒に通勤できるから)」とか、悪びれもせずオフィスにいるみんなに聞こえるぐらいの声で言ってた。
営業の人も自社の偉い人に言われてきてるので揉み手をして「はいはい、わかりました」と言ってた。
「ほんまクソやな」と私は思ってたし、「ものすごい性格の悪い子が来ればいいのに」とすら思った。
そしたら社長の願望通りの細身の若い女子がやってきた。
あんまりやる気もなさそうで大丈夫かなと思いつつ引継ぎをしたら、なぜか懐かれた。
引継ぎ期間に社長は案の定セクハラ満開で、その派遣の子もなんと私と同時に辞めると言い出した。
セクハラ社長は一瞬私が虐めたのではないかと疑い、それが晴れた後は「仕事が難しいの? だったらとりあえず出勤して一日中好きな雑誌でも読んで過ごしてたっていいんだよ」と猫なで声でその子にほざいた。
もちろんその子も辞めたし、もうその後その会社がどうなったかは知らない。
そしてもうひとつ、今度は私自身が派遣の立場でとある通信販売の会社に行くことになった。
事務経験も浅いのでその派遣会社では結構「ちょっと問題のある会社」をあてがわれることが多かったけど、ここは酷かった。
何が酷いって、ほとんど詐欺みたいな会社だった。
私の仕事は、通販の電話受付から送付までの全作業と新しい通販カタログの作成だった。
ここの会社は会社案内としてパンフレットを作ってたけども、そこには大きな綺麗なビルに入る自社オフィスの様子や、そこで制服を着た電話オペレーターが数十人ずらりと並ぶ写真が載せられ、海外にも拠点があると謳っていた。HPも同じ写真の遣い回し。
が、しかし。
それはバブルで景気が良かった頃の話で、当時は本町あたりの古い雑居ビルの一室に社長と副社長(愛人)と経理の人とデザインの人の4人だけが社員で、電話を取るのは派遣の先輩と私だけ。
海外から仕入れたらしき怪しい商品はさほど広くもないオフィスの片隅にべこべこの段ボールに入れられ無秩序に山積みで、かろうじてブランド物の高級品だけがガラスケースにしまわれていた。
そんなに頻繁に売れるわけでもなかったけど、売れればその段ボールの山の中をひっくり返してモノを探した。
商品管理なんてあってないようなもので、時々経理の女の人が社長には内緒で「これ箱が潰れてるからあげる」とか言って何かしら商品をくれたりした。
「どうせ誰もどこに何がどれだけあるかなんてわかってないから」と言って。
それだけでもたいがいやけど、もっと嫌だったのは変なCDを売ってたこと。
社長が「お金持ちになるには」みたいな本を自費出版してそれを無料で配布して、興味があった人には「聞くだけでお金持ちになるCD」を売りつけていた。
そのCDにはなんだか知らないけど特別な波長の音が聞こえるという特殊なヘッドフォンがついてるという宣伝文句だったが、実際にはそのヘッドフォンは誰かが日本橋の電気屋さんで安く買って来たものだった。
CDセットは確か4~5万ぐらいのものだったけど、それを買った人達から毎日のように「CD通りにしてるけどお金持ちになりません」という電話が入った。
幸い私はその対応の係ではなかったけども、係の人が他の電話に出てるときにたまに対応することがあった。
何のマニュアルもない。
先輩が言ってるのを横で聞いてたから同じように「人それぞれ効果が出てくるタイミングは違います。本にもそう書いてますよね? もう少し続けてみましょう」みたいなことを言っていた。
当時は私もまたクソ人間一族だったので「売る方も買う方もアホちゃうか」と思っていた。
こんな風に事務職時代にはこれ以外にもいろいろ変なところに当たっていたんやけども、今思えばこれも全部当時の私が発していたものと似た職場であったということなんやろな、と今は思う。
当時の私は結構お金に困っていて、やりたい職種であるとかやりがいであるとかそういうことはほとんど考えず、いかに残業が少なくて休みが多くて仕事が楽でお金をいっぱい貰えるか、しか考えてなかった。
面接ではデキル風を装い、表面上は薄ら愛想でなんとなく接して、内心では職場環境やそこで働く人に対して毒づいてバカにしていた。
今なら、「そりゃそうよね~w」と笑っちゃう。
あんなものを発しまくっていた私が、働く人がみんないい人で人の役に立つことを真摯にやってる素敵な企業に採用されるわけがない。
ほんまにね、自分が今いる環境は自分が発してるものが引き寄せてるんよ。
自分でいうのもなんやけど、あの頃と今の私はほとんど別人。
なぜなら今は、自分の発してるものが自分の世界を創っているという現実を知ってるから。
それを知ったら、ズルいことも汚いこともやろうとは思わない。
全部自分に返ってくるんやもん。
多分、昔に比べたらめちゃ「ええ人」になったw
昔の私と接してた人には謝って回りたいぐらいww
結局、今日の話で何が言いたいかというと、ちょっとキツイことを言うようやけど、今の自分の環境に不満がある人は、自分自身を振り返ってみた方がいいってことね。
何に感謝することもなく不満ばかりを口にしていないか。
良くないことを全部自分以外のせいにしていないか。
損得ばかりを考えていないか。
他人を羨んだり妬んだりしていないか。
などなど。
別にイケメンの恋人がいなくても億万長者じゃなくても、幸せを味わうことは出来る。
幸せのハードルは下げれば下げるほど、後でおっきい幸せがやって来る。
生き易さのコツって確かにある。
そういう話も出来ればなぁ、ということで今日も最後に宣伝して終わるねw
5月のスケジュールはまだまだ余裕がありますよ~
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