江戸六地蔵にお参りした帰り道。

行きに都電三ノ輪停留所から歩きはじめて、道に迷った。

 

そこで帰りはわかりやすい南千住駅へ、出ることにした。

一本道で迷いようがない。

その道の行き止まりのようなところまで来た。駅は陸橋の向う側のようだ、と思っていたら、、、、、

目の前をディーゼル機関車が通った!

なんじゅやこりゃ、と思って陸橋にあがってみると、なんと貨物駅ではないか。

陸橋は駅への出入り口部分の線路をまたぐ、跨線橋だったのだ。フェンスがあって貨物駅の全景写真は撮れなかったが、写真の右手に広大なヤードが広がっていた。

帰って調べたら、さっきのディーゼル機関車は、ながらく活躍した入換用機関車DE10の後継機種、HD300だということがわかった。けっこう新しい機関車だ。

正確にはディーゼルではなく、ハイブリッド機関車である。きれいな写真は撮り損ねたが、真っ赤な車体に白くHybrid の文字があるのは肉眼で見た。

 

思えば南千住に限らず、「千住」という場所に来たことがなかった。

隅田川貨物駅というのはあるのは知っていたが、ここにあるという認識がまったくなかった。

家に帰って地図を見たら、この駅の東側にはまさに墨田川が流れている。むかしは川の舟運と鉄道貨物が連携していた、という話を読んだことがある。

なんだか勝手にもっと東の方だと、思い込んでいた。

いやあ、びっくり。

 

フェンスの隙間から、電気機関車を撮った。

機関車はあまり詳しくないが、右の青色のは EF210、左の赤いのはたぶん EF510だと思う。

 

いやあ東京に住んで60年以上になるが、東京にもまだ行ったことがないところ、知らないことがたくさんあると実感した日でした。