510回

 

このブログは何だ?と思う方は、2024年12月3日付の第1回か 2026年5月28日付の第400回をお読みください。

 

第5章 訓話と金言

 

B 自分自身に対する態度について

 

「また生涯の後半が前半よりも結局悲哀に終わるのも、一部はこの原則に基づくのである。というのは齢を重ねるにつれてわれわれのいだく目的とか人と取り結ぶ交渉の範囲がしだいに広くなるからだ。幼年時にはごく身近の環境と狭い境遇とに限られている。青年時代になると、もうずっと範囲が広くなる。壮年時代には限界が全生涯をその範囲とするのみか、世界の国家や民族といったような最も遠い社会関係にも及ぶ場合が少なくない。老年時代になると、後世の子孫のことまでがその範囲に含まれる。」