『百姓の百の声』(監督 柴田昌平さん)というドキュメンタリー映画が、まもなく公開される。

その試写会に、昨夜行ってきた。この映画を広く上映するための、その資金支援のクラウドファンディングに参加したので、招待された。

 

商業資本に乗った、大々的に宣伝できる映画ではない。でも、当然多くの人に見てもらいたい。

少しでも農業に関心があり、土に親しんでいる、もしくは親しんだことのある人にはとても響くと思う。もちろん、そうでない人にも。

2時間10分という長編だが、わたしはたいへん共感できた。

すばらしい作品だと思う。

小学生にはちょっと難しいかもしれないが、中学生ならわかるはず。

 

チラシ、表

チラシ、裏

 

詳細や予告編、今後の上映予定、上映館は下記の url から

 

 

内容は、ざっくり言うと、毎日食べているご飯や野菜、くだものを、誰がどうやって作っているのか、我々はほとんど何も知らない。もっと知って欲しいというもの。

同時に日本の農業の現状やその課題も示している。

これを伝えるのに、よく2時間10分にまとめたな、という感じだ。

たしかに、ほとんどの人は、スーパーでパック、袋詰めされたコメ、野菜やくだものは目にして買っているが、そうなる前のことなど何も気にしていない。値段や見栄え、せいぜい産地、鮮度くらいしか気にしていない。その「前」を気にしてほしい。気にすることが、我々の未来にかかわっているのだ、とこの映画は言いたいのだと思う。

 

また、この映画は反〇〇とか〇〇主義とか、何かを喧伝、押し付けるものでもない。

そこも気に入った。でも、減反、大規模化、農薬、有機農法、種苗法、防虫などの話がまんべんなく散りばめられている。

 

わたしは1月末に足を骨折以来、援農からもう8か月ほど遠ざかっているが、この映画を見てそろそろ再開しようかという気になった。