知らなきゃ知らないで、どうでもいいことってありますよね。
ふと疑問に思っても、なんとなくとりまぎれて調べたり、確認しないでそのままになってしまうことの方が多いでしょう。
そういうことを、今のような時期には調べる余裕があります。時間的にも、こころのゆとり的にも。
で、今回の疑問は、「クジラの赤ちゃんは海中でどうやって母乳を飲むのか?」。
以前テレビで「クジラの赤ちゃんが母乳を飲んでいる場面」というのをやっていて、「水の中で液体の母乳をどうやって飲むのかなぁ」と思って、そのままになっていたのであります。
まず、クジラは海に住んでいますが、哺乳類です。魚類ではありません。
だから、卵ではなく赤ちゃんが生まれます。
哺乳類という名のとおり、赤ちゃんはおっぱいを飲まないと大きくなりません。
でも、海水という液体の中で、液体の母乳をどうやって飲むのか、想像がつかなかった。
ネットで調べました。便利な世の中です。
そのままずばりで検索したら、かなりの数出てきました。
それらを総合すると、答えは以下のとおりです。
お母さんクジラは、母乳を飲ませるときは体をまず90度横に倒します。あおむけではないです。
おっぱいは、体の尾びれにちかい排泄口の横に2ヵ所あります。乳首は普段は体のスリットの状のひだの奥にあるそうです。
赤ちゃんが鼻先で、そこを押すと乳首が出てきます。
<ここがポイント>
赤ちゃんは舌の先をストローのようにすぼめて乳首を包み込むように覆います。
するとお母さんは母乳を短時間で放出するそうです。赤ちゃんが吸うのではないようです。
ストローのような筒にするから、周りの海水には、もれない。
舌だから柔らかいしね。
なるほど。
ちなみに、母乳は、かなり脂肪分が多く、濃いものだそうです。
母乳を飲む期間は、種類によってかなりちがいますが、短くても1年くらい、長いと2年近くという種類もあります。
おまけ
以前同様に疑問に思って、調べたクジラねたがあります。
「クジラとイルカの違いは何か?」
顔がかわいいのがイルカ、そうでないのがクジラ。
違います。
<答え>
体長が 4m以上 がクジラ、4m以下 がイルカ、です。大きさのちがい。
知ったからと言って、それがどうしたということかもしれませんが、私は疑問に思ったことはそのままにしない方が良いと思います。