高校の卓球部の新歓イベントに参加したくないS01-07のつづき。
イベント当日の7月中旬、朝の時点で30度を超えていた。
最寄り駅から凸凹高校まで歩くだけで、汗だくになった。
10分前に現地に着き、卓球場に行くと大勢の若人がひしめいていて圧倒された。
女子部員もたくさんいた。
後から聞いたら部員は50人もいるらしい。
オレたちの時代では、こんなに部員が入るなんて考えられない。
AM先輩やTB先輩は、早速卓球練習をしていた。
全く元気なおじさんたちである。
しばらくすると現役の部長から号令がかかり、自己紹介が始まった。
AM先輩「昭和5X年卒のAMです!」
TB先輩「昭和63年卒のTBです!」
オレ「平成X年卒の**です!」
現役のみなさん「ざわざわ、ざわざわ・・・」
そうだよな。君たちから見たらおじいちゃん世代だよな。オレでギリギリ、父親という年代だもんな。
「この爺さんたち、どこから情報を聞きつけて、イベントに参加してんだよ」という感じだった。
オレはラケットもシューズも持っていなかったので見学だった。
しかたなくAM先輩,TB先輩の練習を見ていた。
二人ともまあ上手い。
この年までずっと練習を続けているだけあって、ドライブもスマッシュもばんばん決めていた。
現役高校生たちを圧倒していた。
現役高校生たちの様子も観察していたら、明らかにオレたちの時代とは雰囲気が変わっていた。
端的に言うと「ブラック部活」から「ホワイトで軟派なサークル」に変わっていた。
つづく。