10数年の結婚生活の中で、

言葉を、感情を、ぐっと、飲み込むことが、

多くなっていった。


昔は、

夫に対して、

不満に思うことは、

伝えていた。

それが激しいケンカになって、

傷ついても。


だんだんと、

ケンカをしても、

分かり合えないことに気づき、

言っても不機嫌な態度をとられ、

無視されたりすることの傷つきが深くなり、

夫に対して、

不満に思うことは、

言えなくなった。

あきらめた。


子どもの前で、

ケンカすることも、

良くないと分かっているので、

子どもが生まれて、大きくなってからは、

ますます、

言えなくなった。


言い方を工夫すればいいというアドバイス。

夫が受け入れてくれそうな言い方、

受け入れやすい言い方にしてみる。

考えてみたけれど、

やってみたけれど、

うまくいかなかった。

嫌味っぽくなってしまうのかな。

夫は、

その言い方に隠された意図に気づいてしまい、

結局、不機嫌になることが多かったような。


言っても無駄。

何をしても無理。

言う気力も、

尽きてきた。


不満を口にしなければ、

ケンカは減るし、

夫が不機嫌になることは、

減る。


飲み込んだ言葉や感情が、

不満が、

消えてくれれば、

万事解決。


なのに、

行き場を失った感情は、

いつまでも、

消えずに、

さらに、

大きく、

憎しみになって、

深く、

傷ついて、

いつまでも残って、

消えてくれない。


もういいや、

もう忘れた、

と、

いつか、

思えるのだろうか。


不満を抱えながら、

言いたいことも言えずに、

モヤモヤしながら、

夫婦生活を送る。

これを、

続けていくことが、

ふつう、

なんだろうか。


きっと、

こんなに、

深く考えずに、

もっと、

鈍感に、

暮らしていくことが、

大事なんだろう。

ということは、

気づいているんだけれど。