幼稚園、

小学校、

中学校、


学校では、

いつも、

将来の夢を聞かれた。

なりたいものは何か。


だから、

自分の好きなこと、

やりたいことを、

真剣に考えて、

それを叶えられるように、

そういう大人になれるように、

進路を考えて、

努力した。


運にも恵まれ、

今、

自分のやりたかったことを、

仕事にしている。


もちろん、

100%やりたかったことをやってる!

わけではなく、

やりたくないこと、

不向きなことにも、

向き合いながら、

おおむね、

やりたかった仕事をしている、

ということなんだけれど。


そして、

当たり前のように、

結婚し、

子どもを2人育てている。


大人が望んだように、

社会が望んだように、


将来の夢を実現して、

社会で活躍できるよう、

仕事をしながら、

子どもを産んで、

育てている。


それで、

どうなったか。

幸せになれたのか。


実際は、

仕事も、

家事も、

子育ても、

自己実現も、

全部、

求められているように、

ちゃんとやるのは無理。

疲れた。


仕事だけをしている夫が、

たぶん、

私の理想。


夫は、

自分が寂しい時に、

家族に寄っていき、

自分が面倒なことは、

私に押し付けて、

自分で掃除をしなくても、

清潔な家に住み、

自分で料理をしなくても、

食事ができる。

子育ての楽なところを、

気分の良い時に手伝って、

子どもを可愛いがる。

子どものいいところだけ、

自分に似たんだと満足し、

子どもが悪いことをしたら、

怒鳴り散らして、

仕事のストレスを発散している。


夫は、

社会からみたら、

仕事で活躍し、

家族もいて、

幸せそうな理想的な人生。


女性は、

母親は、

その人生を支えるだけの役割。


小さい頃は、

男も

女も

関係なく、

なりたい自分になれと、

大人は、

社会は、

言っていたのに。