夫は、
観葉植物が折れたくらいで、
そんなに怒らなくてもいいだろう、
何なら、
観葉植物より俺を大事にしろ、
と思ったのかもしれない。
LINEのメッセージは、
夫によって取り消されていたので、
何を送っていたかは、
分からない。
私が喜ぶような言葉は、
絶対に、送られていないだろう。
私は、観葉植物が、折れても大丈夫か、
折れた先は、どうしたらよかったのか、
いろいろ調べた。
夫は、観葉植物のことなんて、
何とも思っていないから、
自分の時間を使って、心配して調べることなんて、していないのだろう。
このことで、なぜか
私の気持ちも、
心も、
折れた気がした。
夫には、相手がどう思うかは、
どうでもいいことで、
それよりも仕事が、自分が最優先で、
相手の痛みが、気持ちが分からないのだろう。
少なくとも、私の気持ちなんて、
理解もしてなかったし、
しようとも思っていないだろう。
植物や生き物を大事にできない人は、
人を大事にできない。
人を思いやることができない。
観葉植物が折れただけで、
離婚しようと、
思ったわけではない。
でも、
きっかけになってしまった。
必死に自分の心を誤魔化し続けてきた生活は、
もう限界だと、
ようやく気づいた。