私は子育てに向いていない、
そう気づいたのは、最近だ。
子どもを産むまでは、子育てに向き不向きがあるなんて考えたこともなかった。
それでも、
母親の役割は、ふつうこなしているし、
子どものことも愛している。
家事も育児も人並程度にはできる。
ただ、
できるけど、
不向きなせいで、人より楽ではない。
ストレスになってしまう。
人のお世話をすること、人のために自分の時間を使うことが苦手なので、
どうしても、我慢が多くなってしまう。
それでも、
やりたいし、やらなきゃいけないと思っているので、ふつうに子育ても家事もしている。
夫は休日出勤、残業、出張も多いので、
家事も、育児も、ずっとワンオペ。
だから、たまには一人になりたくて、
人のことばかり考えていないで、自分のことだけ考える時間がとにかくとにかくほしくて。
普段は、家族に合わせる生活だから、
自分主体の生活がしたくてしょうがない。
何度も夫に、SOSを出したけど、
夫の仕事のスタイルは変わらなかったし、
それが母親の役割だと思って、割り切ってできないの?
と言われた。
母親なら、誰でも、ふつうにやれると思っているのだろう。
そういう、母親像を求めているのだろう。
夫に、育児の大変さを知ってほしくて、
こんなことが大変だとか、あんなことが大変だと話したことはあったけど、
共感してもらえることは少なかったし、
それを聞くと、嫌な気持ちになるようで、
適当な返事しか返ってこなくなった。
子どものこと、大変なことは、あまり話さなくなった。よかったことは話すけど。
聞きたくない態度を出すことで、都合のいい情報しか話すなよ、と圧をかけられたみたい。
だから、子どものこと、何も把握していない。
きっと、家族のことには関心がないのだろう。
大変なことを知らないで、親になってるつもりか。
働いてるからいいと言うだろう。
働くだけなら、ふつうの大人だ。
親なら、子どものことに、関心を持ってほしい。
夫だって、子育てに向いてない。
夫はそれに気づいていない。