日本酒偏愛党宣言!!世界に比類なきSAKEの魅力に取り憑かれ、 200本超の一升瓶を隠し持つサラリーマン利き酒師のブログ -2ページ目

日本酒偏愛党宣言!!世界に比類なきSAKEの魅力に取り憑かれ、 200本超の一升瓶を隠し持つサラリーマン利き酒師のブログ

日本酒は、今、世界のワイン醸造家がこぞって注目する魅惑の雫。冷蔵庫に並ぶ一升瓶に心ときめくサラリーマン利き酒師が夢見るのは、マイ日本酒造りと大容量地下セラー建設!!ヘンタイ系日本酒への偏愛を貫く漢(おとこ)が、日々杯を重ねるブログ。

カップ酒と言って頭に思い浮かべるものはなんでしょうか。。。

それはもちろん・・・

オヤジ、オヤジ、オヤジ・・・w


かつて私が利用していた某私鉄は、休みの日になるとカップ酒に
競馬新聞、赤鉛筆のオヤジがどの車両にもいて、酒臭くて本当に
イヤだったのを思い出します。


その頃のカップ酒と言えば、やはり清酒大関


日本酒と言えば、カップ酒だけでなく、紙パックの日本酒を
思い起こす方もいるかもしれませんね。そう、鬼ころしです。



カップ酒は、かつて安酒の代名詞のように使われていましたが、
実は決して安いものではないんですね。

カップ酒の容量は1合=180mlであることがほとんどです。

そして、今駅の売店でカップ酒を購入すると200円前後。

1升瓶=10合ですから、単純に容量だけの計算だと1升で
2000円になります。


この金額をどう思われますか?


カップ酒の中には、300円位するものもあります。

1升換算だと3000円です。


1升瓶で2500円を出すと、一気に日本酒の中身が変わる
ような気がしています。

カップ酒だってピンキリですが、同じ値段をだすならもっと
美味しい日本酒を飲もうよ・・・そう思わずにいられません。


だってどうせカップ酒1本じゃ足りないんだから(笑)。



そんなカップ酒ですが、以前とはだいぶ様変わりしてきている
のも事実です。我々のような日本酒偏愛党であっても、そこそこ
楽しめるカップ酒が増えてきたこと。


まぁ、絶対量は圧倒的に少ないんですけどね。。。




先日、とある機会に全農の職員の方とお話する機会がありました。

この方は、その県で栽培される酒米を蔵元に卸す正にその窓口を
務められている方。

通常、我々が食べるお米を購入する場合は、スーパー等の店頭に
並んでいるお米を見て購入します。


しかし、日本酒の醸造に必要な酒米の場合は違います。

蔵元は、通常春に次の造りの醸造計画を作成するそうです。
(秋迄に何度か手直しがあるようですが)

その醸造計画に従って、どの地方のどの品種の米をどれだけ購入
するのかを決め、発注するのです。

すると、この段階で欲しい酒米が確保できない蔵元もでてきます。

Aという酒蔵が、兵庫県の山田錦を100俵欲しいと思っても、
他の酒蔵からの発注を積み上げたら、酒米の生産量を超えてしまい、
100俵のオーダーに応えることはできない・・・そんなことも
あるようです。


さらに、酒米は農産物ですから、天候によって出来不出来が毎年
異なります。

先ほどのAという酒蔵が、春の段階で100俵欲しいとオーダーが
あり、大丈夫だと回答していたとしても、天候不順で収穫量が
減った場合は、80俵しか納品できない場合もあります。


この場合、蔵元は、他の地域の山田錦を購入するか、醸造計画を
変更して他の酒米で醸造するか、あるいはその酒米での造りを
減らしたり、取りやめたり・・・ということが必要になります。


一方で、豊作の場合は、購入量の増加を提案したり、購入予定の
ない蔵に営業をかけたり・・・


結構全農の営業マンも大変みたいですね。





東京・某所で開催された、カリフォルニアワインを楽しむ会に参加
してきた時のことです。

もちろん、指折りのカリフォルニアワインの数々が出された素晴
らしい会だったのですが、私の目的はワインではなく、その会の
主催者の1人。

その方と話がしたいから・・・という理由で参加しました。


すると、こちらも顔なじみ(2回しか会った事はありませんが)の
日本酒好きのRさんが私を見つけて近寄ってくるではありませんか。

Rさんは、娘さんとこの会に参加されています。
父親と娘でこういう場に参加できるだなんてうらやましい限り。



Rさん:おおっ!久し振り!!
     アンタに日本酒の話聞きたいってヤツ見つけてきたよ!!



ここはカリフォルニアワインの会。
なのに会場に響き渡るような大声で、日本酒の話を振ってくるRさん。

私は目当ての方と話をしようとしていたのですが、これ以上Rさんが
大音量で「日本酒」「日本酒」とおっしゃるのは・・・と思い、
日本酒好きだという方のところへ(笑)。


Rさんに紹介された彼は、若き好青年。

米の味がしっかりする日本酒が好きだというので、普段どんな
銘柄を飲んでいるのかを聞いてみたところ・・・


好青年:香川に「凱陣」という銘柄があるんですが・・・


私も自慢じゃありませんが、凱陣は大好きな銘柄。
その後もお互い挙げていく日本酒は、好みが一致することを確認
するに十分なものでした。

正直、ワイン会に参加して、こんな日本酒のディープな話ができる
とは思いませんでした。


美味しいワインが飲めて、主催者の話が聞けて、その上日本酒を
愛する同志に巡り会えて・・・実に楽しい時間を過ごす事が
できました!!