先日1年以上無職だった地元の同級生から
2月から就職したという丁寧な文面の挨拶ハガキが届きました。
いかにもその職場から送るように強制されたっぽい?そのハガキには‥
AIGエジソン生命保険に就職したので今後ともよろしく!
てな感じのことが書いてある。そのワザとらしいハガキを見た瞬間、
なんでやねん!?」(←なぜか、関西弁 笑)と思いました。


生保の営業(これすら今の時代考え物ですが‥)はともかくとして、
よりによって、明日にもどうなるのかがわからない外資系の
ウワサになってる生命保険会社に勤めるとは‥。
当面のつなぎとしてある程度の給料は保障されるんだろうけど、
保険業界も当然これから淘汰、再編がすすむだろうしぃ、、、
なんとも言えず、心から祝福してあげられない心境になりました。
時代を読むなら、AIGだけは避けたほうがよかったような気が‥。
今年中に(早ければ4月までに‥)それがハッキリするかと‥。

そんな中なんで、気になったのは2月25日の東海アマの記事。
ちょうどそのAIGに関する記事を見かけたので参考までに引用を。
下の●のコメントは、東海アマ管理人氏のコメントです。
http://www1.odn.ne.jp/~cam22440/yoti01.htm


ちなみに、生命保険は、説明は省きますが、
エキスパートグループアイリオ生命がおすすめですょん。ヒマワリ
(2/26の投稿)

■ AIG国有化も破綻 数京円規模の債務不履行へ

【【ワシントン=渡辺浩生】米政府の管理下で経営再建中の米保険最大手
アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が、
2008年10~12月期決算で約600億ドル(約5兆7000億円)の赤字を

計上する見通しとなり、政府に追加支援を要請していることが23日、分かった

米主要メディアが報じた。
シティグループなど米主要金融機関の相次ぐ経営危機で
金融システムに再び激震が走りつつあり、政府は難しい判断を迫られた格好だ。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)などによると、
近く発表する予定の10~12月期の巨額赤字は、
主に商業不動産関連資産の評価損の計上によるもので、
格付け会社による格下げを招く可能性が高い。
そうなれば、取引先への支払いが増大し、AIGの資金繰りが行き詰まり、
昨年9月に破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズと同様に
破綻の恐れが出てくる。 

AIGは世界中の金融機関と債権の信用リスクを保証するデリバティブ
(金融派生商品)取引を手掛けており、混乱が世界中に広がる恐れもある
 

追加支援は、米連邦準備制度理事会FRB)による融資枠拡大や債務の株式化、
保有資産の損失保証に加え、政府への資産売却などが検討されている。

AIGは金融危機の深刻化による損失拡大で昨年9月、
FRBから79・9%の発行済み株式に相当する
850億ドルの緊急融資を受け、政府の実質管理下に入った。

しかし、その後も不良資産の膨張は止まらず、11月には金融安定化法に基づき
400億ドルの資本注入も受け、公的支援は合計1500億ドルに上っている。


政府が過去最大の財政赤字を抱える中で、AIGへの支援拡大は、
ウォール街への血税投入に憤る納税者からの反発と議会などから
批判が浴びせられることも予想される。 

一方、米財務省などは23日、
主要銀行に対し資本増強に乗り出す用意があると緊急声明を発表。
議決権のある普通株に転換できる優先株の購入や、
購入済みの優先株の普通株転換を通じたもので、株価急落が続く
米金融大手シティグループなどを念頭に置いているとみられる。 

AIGやシティなど巨大金融機関の経営不安によって米金融システムは、
オバマ政権発足後最大の危機に直面しており、
政権が大胆な介入に踏み出すか否か、正念場を迎えている

最終更新:2月24日21時35分 】


【[ニューヨーク 24日 ロイター] 2008年に米政府による支援を受けた

米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループAIG)<AIG.N>は、
資金返済に向け資産の売却を進めているが、厳しい市場環境により、
好条件での売却が困難になる場合、資産売却に向けた戦略を見直す方針。
広報担当者が24日明らかにした。 

同広報担当は
「われわれは、完全なフェアバリュー(公正価格)を受け取る意向だ。
 現在の市場環境がそれを許さないなら、重要な資産の売却に向けた
 われわれの戦略を見直す」と述べた。
AIGは昨年、米国および海外の損害保険事業と海外の一部生命保険事業の
所有権を除く大半の事業を売却する方針を示していた。 

同社は、売却計画の一部を発表済みだが、金融危機のなか、
買い手を見つけ好条件を得ることが困難となっている。

AIGは第4・四半期に約600億ドルの赤字を計上する見通しで、
米政府と追加支援をめぐり複数の選択肢を協議している。
 

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、
政府からの融資600億ドルが、債券、株式、現金、
事業の組み合わせにより返済される見通し。
AIGは一部事業の売却を引き続き進めるが、その他の事業については
政府への返済のため政府が取得する可能性があるという。】


● AIGは6兆円規模の資金不足に陥っており、政府に追加支援を要請している。
これは昨年、アメリカ政府が準国有化に踏み切った段階で、藤原直哉が、
「負債額があまりに巨大なため、どんなことをしても破綻は避けられない」
と予告した通りの結果である。
 当初から、誰一人、AIGの再建を予想した者などいない。
しかし、支援せざるをえなかった事情は、AIGが世界中の資本主義破綻に
備えた保証保険の最終引受人だったからで、AIGが破綻した瞬間、
額面で500兆円、さらに、それにレバレッジがかかっているため数十倍の、
おそらく3京円ほどの債務不履行が発生することにより、
世界の資本主義体制が一気に壊滅すると予想されたからである


 政府は、先の見通しも立たないまま、時間がたてば情勢が変わるかもしれない
という甘い期待の元に、先延ばし戦術をとるしかなかった。
しかし事態は悪化の一途で、結局、引き延ばした不良債権が

次々に雪だるま式に膨れあがり、CDS保証保険の支払額は

レバレッジにより天文学的数字に膨張していった。

もう誰も払えるような金額ではない。
地球上の全資産を集めても不足なのだ。
実体経済が7000兆円しかないのに、
7京円の虚構債権を印刷し契約したのだ。
その契約の支払い義務が迫って、誰一人支払えない。

 アメリカ政府が、このままAIGを実質保有するならば、
その弁償義務まで保有することになり、これ以上の支援や国有化など
できる道理がない。AIGに保証を押しつけて得られた超巨額の利益は、
ウオール街の金融詐欺師たちが、とっくに持ち逃げしているのだ


 そしてリーマンと同様に破綻がやってくる。
そのときの確定負債額だけで軽く1京円を超え、最終的には3京円を超えるだろう。
AIGは、この世に存在しないカネを返す義務を負っているのだ。


詐欺の本質が白日の下に晒され、詐欺によって成立したアメリカ政府と
資本主義が破滅する瞬間を、我々は来月にも目撃することだろう。