3/10、大手損保全社で減収となった模様。。
 


●大手損保6社の2月 収入保険料、全社で減収 自動車保険など不振


東京海上日動火災保険など大手損保6社の
2月の営業成績(速報値)が6日、出そろった。


一般企業の売上高に相当する収入保険料は全社で減収となった。
主力商品の自動車保険や火災保険の販売が伸び悩んだため。

収入保険料の半分程度を占める自動車保険も全社で減収となった。
 

新車販売の低迷で契約件数が伸び悩んだ上、
無事故割引の進展や軽自動車の販売増による単価ダウンが響いた。
 

「個人向けの新規契約が伸び悩んでいる」(東京海上日動)ことから、
各社は4月以降に自動車保険の新商品投入を予定。
これをてこに巻き返しを図る計画だ。
   

火災保険は、三井住友海上火災保険を除く5社で減収となった。

建築基準法改正による建築確認の審査厳格化で、
住宅着工数の減少が続いていることが響いた。
  

自賠責保険も全社で減収となった。

自賠責保険は、保険料が4月から
平均22・2%引き下げられることが決まっている。
   

このため、「契約更改の前倒しが一部で始まっており、
早くも保険料引き下げの影響が出始めている」(三井住友海上)
ことが減収につながった。
 

4月以降は20~30%の減収になるとの予測もあり、
各社とも「今後の動向を注視していく」
(ニッセイ同和損害保険)としている。
 

一方で、新種保険や海上保険が比較的好調だった。
賠償責任保険など企業向け商品が
順調に推移していることが押し上げ要因となった。
 

各社は、好調な企業向け商品で
自動車保険など個人向け商品の不調を補っている格好だ。
 

3月8日 フジサンケイ ビジネスアイ