(ルチアーナ筆。)
参院選公示までほぼ1ヶ月、我が国の民主主義・立憲主義を取り戻す為の戦いはまさに目の前に迫っている。今や安部内閣の暴走ぶりは頂点に達しこの度は自らの政策の目玉であるアベノミクスの大失敗を世界経済の動向へと転化し、すり替えG7サミットをも、その失政の言い訳に利用しようと画策、姑息にも各国首脳に【リーマンショック以前の危険な状況】などと責任放棄にも等しい厚顔無恥な言い回しで消費税の増税延期をほのめかしている。要するに世界規模の経済的不安定要素を抱えて再度の消費増税は行えない状況に立ち至った。…っとでも言いたかったのであろうが、それはそれで厚かましい程の全くの公約違反である。2014年末の前回総選挙時に安倍晋三は記者会見で高らかに消費増税の延期を打ち出し、再増税は2017年4月に改めて実施する旨、宣言したのである。しかもその時次期再増税の延期は決して行わないとも断言している。アベノミクスによりデフレからの完全な脱却をはかり、2%の物価上昇率を確保し例え消費税が増税されても景気の低迷には結び付かず企業業績の確実な改善と共に労働者給与の底上げを確かなものとする大胆で積極的政策を展開して日本経済の普遍的好循環を必ずや軌道に乗せてみせる。…こう言い放った事を安倍晋三自身どうも今、完全に記憶から消し去ってしまった様だ。そもそも消費税は所得の低い国民層に対して重い負担を強いる逆進性を伴う不公正税制の極みである事は言うに及ばないし又、社会保障の恒久財源の要素が大半を占めるとは言え、消費増税とタイアップしてその中心的政策、つまり介護・医療・年金等々が増して充実した政策への実効性を伴って進んだ実態を現在我々が実感性を持って享受しているかと言えば、そんな気配さえ皆無であると断じざるをえないのが実情ではなかろうか。国民の生活実感はまさにアベノミクスの実効性とやらからは明らかに隔絶したところにある。消費増税は安倍晋三の思惑とは全く性質を異にする意味において延期は当然であるし、推し進めて5%に引き下げるくらいの決断が本来なされなくてならない!…っと私は思っている。我が国の不公正税制はまさに目に余る!。大企業・富裕層には徹底して甘く、庶民には重税となってのしかかる。これこそ多年には及ぶ自民党政治の悪しき産物に他ならない。そして何よりもう一つ自民党政治の危険性が如実にあらわとなった戦争法の制定!。戦後71年間培われて来たかけがえのない平和国家・日本の歩み。これに泥水をかぶせる様な野蛮極まる憲法違反の戦争法を制定する事により、その基盤を完全に破壊、民主主義・立憲主義を蔑ろにして恥じない政治的蛮行を数の横暴によりゴリ押ししたそのやり口は国民として絶対に許す訳には行かない。自民・公明が戦争法制定の為に行った数多の国民の反対を押し切ってのあの強行採決から1年、我々国民はあの時のあの国会のあり様をはっきりと記憶している筈だ。そして万人こぞって【もう一度思い起こそう】ではないか!。あの稀代の悪法を作り上げた自民・公明両党のあの議員共の顔を、そして名前を!。そして彼らに参院選において民主主義の名において【鉄槌を下そう】ではないか!。これは久しぶりに巡って来た国民の意思表示の絶好のチャンスなのだ。強く大きな怒りの思いを結集して安部暴走政治に終止符を打とう。その為に私も出来る限り邁進したい。最後にここで改めて書き添えておきたい!。最大の怒りを込めて…!。【自民党に天罰を!公明党に仏罰を!。】