(ルチアーナ筆。)
【野党共闘】の進捗状況が継続・加速する中、自民党は北海道5区の衆院補選で圧勝し、その流れに大きな楔を打ち込む事を狙った訳だが、豈図らんや【野党共闘】の猛追著しく、その思惑は完全に破れた。勝利はしたものの自民党候補は接戦の末、息も絶え絶えの状況で辛勝したに過ぎない。自民党の【民共合作】だの【野合】だのと言う苦し紛れのデマ攻撃が盛んに横行したにも関わらず【野党共闘】陣営の得票は基礎票プラス七割を超す浮動票に支えられ自民党陣営をギリギリまで追い詰めたのである。そもそも【野党共闘】が生まれた背景は今更言うまでもなく【安部内閣】の暴走ぶりに歯止めをかけ法治国家のあり方としての大前提、即ち立憲主義を取り戻すと言う民主主義に根ざした基本的政治理念を新たに構築する為にと言う国民・市民運動のバックアップに野党各党が呼応した当然の集約が成した経過に基づく。そうした歴然とした事実を目の前にして自民党・公明党の悪罵は自らの【野合】ぶりには蓋をしてなりふり構わぬ【デマ】で国民的批判を逆に蔑めようとする破廉恥極まる態度と言うべきものだ。かつて自民党は細川連立内閣の崩壊を見るや続く羽田内閣の基盤のもろさを突き、事もあろうに名実ともに永遠の宿敵であった筈の日本社会党及び新党・さきがけ と共に禁断の【自社さ連立内閣を】を発足させた。首班は時の社会党中央執行委員長・村山富市。大胆極まる発想の転換、これにより日本社会党は基本政策の大変更…っと言うより放棄を迫られ自衛隊違憲論をかなぐり捨てこれを合憲へと転じさせたのである。これ以上の自民党への譲歩はない。しかしどうだ!。これが軒先きを貸したが為に母屋までも乗っ取られる事に結び付き社会党の長期転落に弾みを付けてしまうのである。そしてその後は再び衆院で多数を占めた後、自民党はさっさと又、社会党と袂を分かち自自公から自公へと連立内閣を形成維持、今日の安部暴走政治への布石をその度打ちながら我が国の政治的右傾化を加速させて来たのである。『日本社会党は後に党名を社会民主党と改め今日に至っているが昨今の支持率低迷は致命的な段階にまで達する状況を呈し長期低落には一向に歯止めがかかっていない。』今まさに自民・公明両党は【成熟した信頼関係が構築されている】などと聞こえの良い事を言いつつお互いが【権力の亡者】と化し【究極の選挙互助会】を編成、独裁政治への道をひた走っているのである。【野合】は元々、自民党の専売特許である。それにまんまと乗った社会党は自民党に骨の髄まで食い潰され惨めな経過をたどり、公明党との【野合】では創価学会の膨大な組織票のかすめ取りに成功、将来単一宗教国家と言う【宗教独裁国家】を希求する公明党には閣内ポストを与え、常にこの宗教政党の野望の期待値をキープして利用する事に成功したのであり、これにはすっかり味をしめ最早、他の選択肢は不要と踏んでるに違いないのだ。自民党とはそれほどに【したたか!】で度し難い日本政界に蔓延る【寄生虫】の様な政党なのだ。【野党共闘】はこうした自民党と言う巨悪に立ち向かう絶好の手法なのである。かつて自民党に浸食された社民党も含め今まさに民進・共産・社民・生活の野党4党と数多善意の国民が手を結び今夏の参院選の勝利の為、邁進している。この民主主義を守り発展させる為の【大義】に基づく【野党共闘】の価値を自民党が如き【元祖野合推進】政党に己の事は棚に置きとやかく言われる筋合いはない!。そんな理屈にもならぬくだらぬ事を言うくらいなら【自社さ】【自自公】【自公】と散々野合を繰り返し国民を欺き悪政の限りをつくして来た己らの行状を悔い改め選挙前にでも良い!とっとと安部内閣の総辞職を決断し野に下ったらどうだ…!。それが国民の為、世界の為でもある。…まぁ~しかしそんな【悟りの境地】に根ざした行動など生まれ変わっても自民党には出来はしまい!。全く始末の悪い連中だ!。