こっちのセリフだ”。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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安倍晋三のまたまた恥知らずなコメントが聞こえて来た。来る四月に投開票が予定されている衆院北海道五区の補選に付いて【野党共闘】への敵対心を露わにして「この戦いは自公Vs民共の戦いであり我々の打ち立てた平和安全法制を廃止し日米の同盟関係を破壊しようとしている勢力との戦いを意味する。特に共産党は究極的には日米安保条約を破棄し自衛隊を解体する事を掲げており日米関係を崩壊に導く事に繋がる。そうした勢力に絶対負ける訳にはいかない!。今夏の参院選を勝利に導く前哨戦として必勝を期して頑張ろう!。」まぁ~こんなところだ!。私に言わせれば【お笑い種の極致】だが安倍晋三は頗る真面目にこんなトンチンカンな事を本気で考えている様でその意味では看過は出来ない!。何度も言うが【野党共闘】は民主・維新・共産・社民・生活の五党合意に基づき成立したもの。そしてその軸として立憲主義の再構築、憲法違反の集団的自衛権の行使を元の正常な法体系へと集約、戦争法を廃止すると言う民主主義の【大義】を持って成された高度な取り決めであって数多の市民団体・国民各位の要望を受けて連帯を深めての結実である。あの日あの時国会周辺を埋め尽くした【戦争法反対の声】は決して消える事のない【国民の怒り】であると同時にこの【憲法違反】をゴリ押しした【自公とその補完勢力】を次の選挙で必ずや落選させようと誓い合った【老若男女】の変わらぬ意思であり今も脈々と生きている。そしてそれが今回一連の【野党共闘】形成の土台を成している事を安倍晋三はどうやら分かっていない様だ!。だいいちこの様な高度な【野党共闘】の合意が民主・共産だけで出来るなど到底あろう筈もない!。ましてや【共産党が主導権を握っている。】などと根も葉もない事を言い振りまくやり方は【自公】のまさに常軌を逸した選挙そのものを汚すアンフェアな所業である。しかし考えれば【補選】は何も北海道五区だけではない。京都3区でも行われる。…が
自民党は今からこれに対して不戦敗を決め込んでいる。ご承知の通りこの選挙区での補選は例の【不倫ゲス議員】の議員辞職に伴って行われるもので本来、政権党たる自民党が候補者を出さぬなどと言うのは【憲政の常道】を著しく失する無責任極まる方針だ。批判の波が大きく【勝てない!】と悟るやさっさと【敵前逃亡】を決め込むやり方こそ【卑怯千万】、有権者を徹底的に馬鹿にした態度に他ならない。【自民党の体質ここに極まれり!】である。こうした【ご都合主義】を恥も外聞も無く繰り返し挙句【デマ宣伝】で有権者を騙し票をかすめ取ろうと画策する【ペテン師軍団】が今、日本の政治の中枢に陣取って【憲法改悪】を目論んでいるのだがら、考えれば考える程恐ろしい!。京都の補選では大阪維新”他自民党の立候補断念を良い事にちゃっかりそのお零れに有りつこうと【自民・公明の補完勢力】が相次いで候補樹立を明らかにしているが、そんなハイエナの様な連中にむざむざ議席をくれてやる等出来るものではない。京都府民の審判は必ずやこの悪しき政治の状況を撃ち破る素晴らしい結果を導き出すに違いない!。私はそう信じてやまない。北海道五区・京都3区この二つの補選は今夏の参院選の前哨戦として重大な意味を持つ。その点だけは安倍晋三と我々も認識を一にする所だが、その他は全て間逆である。安倍晋三は【野党共闘】に負ける訳にはいかないと豪語していたが、我々こそ【憲法改悪、平和破壊、国民生活無視の自公とその補完勢力】に絶対に負ける訳にはいかない!。そう!。【負ける訳にはいかない!】は【こっちのセリフ】である。補選・参院選共々、争点は既にはっきりした!。【憲法を改悪して緊急事態条項を導入、国民の目・耳・口を塞ぎ、民主主義・平和主義をかなぐり捨て戦争の出来る国への変貌を狙う自公とその補完勢力】か【立憲主義を取り戻し、平和憲法を遵守し戦争放棄と国民生活の向上の為力を合わせ奮闘する『野党共闘』と市民運動の連合】か、このどちらを選ぶのが日本の将来の明るい展望への道となるのかの選択が今回有権者に課せられ迫られているのだ。そしてその答えは最早【言わずもがな!】ではなかろうか!。今まさに民主主義が危うい!。先述した【待機児童問題】も含め国民ももうはっきり分かった筈だ!。自民党の【数のおごり】と国民生活無視の【上から目線】を…!。そして【安倍暴走政治】に一日も早く終止符を打つ為今こそ国民はその【怒りの意思】を今夏の参院選で示すべきだ!。その結果こそが明日の日本を切り開く確実な道しるべとなるのだから…!。
(ルチアーナ筆。)