邪魔はどっち…! | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
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民主党の枝野幸男幹事長とおおさか維新の会の新代表となった松井一郎大阪府知事との間で互いに相手側を【邪魔な政党】呼ばわりして罵り合いが勃発している様だが、我々部外者が等距離でこの低俗な言い争いを見ているとやはりそこには今後の我が国の政治のあり方に大きな危惧を抱かなくてはならないと言う気持ちが強くなる。そもそも野党勢力を分断して結果的に安倍自民党政権の存続と憲法改悪の道筋へ共に突き進む今や完全なる自民補完勢力としての正体をあえて隠そうともしない右翼反動政党である【おおさか維新の会】は本来【邪魔】な存在などと、のんきな事を言っていられない程危険な政党である事が今や明らかとなった。【おおさか維新の会】は最早野党ではない。公明党同様れっきとした与党なのである。そしてかの勢力に対しては全面的に対峙して徹底的に打ち負かす必要がある。はっきり言って彼らは【平和と民主主義】に取っての敵である。松井一郎知事は民主党に対して【選挙に勝つ為なら政策が根本的に違う共産党とも手を組むと言う『野党選挙互助会』の様な政党に成り下がった!。】との痛烈な批判を展開したそうだが、これこそまさに自ら【天に向かって唾する】ような言い草だと断じておかなくてはなるまい。おおさか維新こそ、選挙目当てに橋下徹の膝下にひれ伏しその人気に乗じて勢力を拡大させた【選挙互助会俄か政党】ではないか!そして何よりも民主主義を踏みにじる事に血道を上げ果ては来夏の参院選を期に自民党と野合しようと目論んでいるではないか!。私は民主党の幹部が個々に好き勝手な事を言って見解の集約もままならない事に政党としての【体】や如何に?…っと日々思う事しきりではあるが、しかし百歩譲って考えて見れば立憲主義の崩壊を食い止める為、共産党をも含む野党共闘をある程度まで進める事が非難されるに値するとは決して思わない。根本的政策理念が異なる民主党と共産党が共に政権を作るなど【夢のまた夢】!そんな事は言わずもがなである。にも関わらずこうした禁断の共闘をせざるを得ないのは、誰あろう!【おおさか維新の会】なる自公政権の悪しき補完・補強勢力が台頭し我が国の政治志向を【右へ右へと…!】と引きずり込もうと画策している現状に対峙対決する為の対抗措置であり至極当然の成り行きなのであり良識ある国民の願いに最も合致する方向性であると私は思う。何せ今我が国は立憲主義崩壊が日増しに進むと言う非常事態なのだから…。そこで現状で罵り合いの片棒を担ぐのは如何にも大人気ないとは思うがあえて今回は枝野幸男幹事長の言う【おおさか維新の会】は邪魔な存在…っと言う方に私の軍閥は上げておきたい。蛇足だとは思うが大阪に於ける【維新】の議員達の度重なる不祥事を諸兄はどう受け取られるだろう。酒に酔っての乱暴狼藉!莫大な政務調査費の不正使用など【おおさか維新の会】所属の地方議員の破廉恥ぶりはほとほと目に余る!。こんな輩を来夏の参院選で選んでどうしようと言うのだろう。大阪府民・市民も本当に気の毒な事しきりである。まぁ~それでも選挙結果は即ち民意である。致し方ない!…が私はあえて願う!【大阪府内にとどまる分にはまだ我慢もしよう。だがしかし国政選挙で中央へ出る!】…のだけはやめてもらいたい!。
しかしもしそれを無視して参院選に打って出ると言うのなら我々は身を挺してこの改憲右翼政党【おおさか維新の会】と徹底的に戦かわねばならない!そして立憲主義・民主主義を守り抜く為出来る事は全てやり抜く!。そう覚悟しているところだ!。
(ルチアーナ筆。)