(ルチアーナ筆。)
自公が久々に揉めた様だが、そこから生まれた合意事項と言うのが又お粗末もいい所なのだから目も当てられない!。2017年春から消費税を10%へ移行させるに当たり生鮮食品及び加工食品に限り税率を現状のまま据え置く俗に言う軽減税率を実施する旨の合意がそれである。しかしそれに伴うのべ1兆円強の不足財源をどの様に算出するのかは追って協議し、なるべく速やかに結論を得るとの事だそうだ。…っと言う事は要するに現段階ではその財源の確保について全く当てにするものがないと言う事を自ら認め見切り発車のゴーサインを出したと言う事になる訳でそれを承知で無理やり固めた自公の妥協の産物と言う事になる訳だ。財政規律の原則など【どこ吹く風】…!そしてこれに65歳以上の低所得者へ個々に3万円を支給すると言う臨時交付金と言うおまけまで付いていると言うのであるから呆れはてる。たった一度の交付金でそれ以後の負担増には【目をつぶれ】と言う上から目線!国民を【物乞い】扱いしているとしか思えぬ!。しかもこれ!一から十まで全て来夏の参院選に向けての【選挙目当ての愚策】以上の何ものでもない。声高に打ち上げられたアベノミクスは大企業の収益を大幅に改善させたが300兆円にも及ぶ内部留保を得て尚、大企業はそれを労働者へ還元する事をしない。そこそこの設備投資は行ったものの、その大部分は懐に溜め込む事に終始している。労働法制の改悪により派遣労働の常態化は益々顕著となりブラック企業の労働者イジメも止まる所を知らず、生活保護世帯の給付はカットされ、追い打ちをかける様に消費税の増税、年金支給額は減るいっぽう!、掛け金の納付こちらの方は増額。中低所得者層は益々格差と貧困に喘いでいる現状。金持ちは益々肥え太る。この社会的矛盾、いったいこれ、誰がもたらしたものなのか!今更【言わずもがな。】である。姑息極まる間に合わせ政策であたかも国民の生活を守ったが如き厚顔をされては我々国民はたまったものではない。本来今、消費税の再増税など考える方がおかしいのである。庶民のファストフードの代表格【牛丼】。店で食べればかかる消費税は10%、テイクアウトなら軽減税率適用で消費税は8%…。こんな馬鹿げた事をやろうと言うのが自公【愚策】政権のあり様である。こんな行き当たりバッタリのインチキ政治はもうゴメンである。戦争法の強硬可決成立ともあいまって、安倍自公政権とはまさに【ならず者の集団】の様相を呈している。我々は最早騙されない。来夏の参院選で必ずや自公を過半数割れに追い込み【おおさか維新の会】の傍若無人ぶりにも鉄槌を下し真の民主主義を取り戻す。戦争法の破棄!消費税の再増税中止。この二つの重大要件を満たし大きな目標とする政治勢力が大きく躍進する事こそが最も重要であると私は固く信ずる所だ。安易な対案主義も慎むべきだ。悪政の限りをつくす勢力と同じ土俵に乗ってその政策的根源を温存したまま議論しても決して国民生活の改善には寄与しない。自民党の、とある議員はこう言ってのけたそうだ。【どうせ国民なんか正月を迎えて雑煮のいっぱいでも食えば、あれだけ反対していた戦争法の事も忘れる筈!。参院選には影響はないよ!】我々も随分と舐められたものだ。しかしそれが安倍自民党の本音である事は間違いあるまい。それならそれで我々も今度こそ【目にもの見せて】やらねばなるまい!。憲法を踏みにじり平和を脅かし【金ヅル】の大企業には甘く法人税減額の大盤振る舞い!。庶民は日々生活苦に喘ぐこんな政治のあり様は絶対に放置出来ない。【選挙目当ての愚策】を弄し国民を欺く現政権に一刻も早くピリオドを打つ為有権者たる我々はもっと勉強をして社会浄化の為、心して行動すべき時が到来している。諸兄におかれても決して権力の【騙しのテクニック】にゆめゆめ翻弄されぬ様ご留意あれ!。来年はまさに冷静で懸命な判断を迫られる年となる。どうか熟慮に熟慮を重ねた選択を…!それを私は強く求めてやまないのである!。