終わりの始まり…!。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
加えて参ります。現在小説 愛のセレナーデと、
クロス小説 ミューズの声を随時掲載中です。
こちらもご覧頂ければ幸いです。

安保関連法案(戦争法案)が委員会で強行可決された。とうとうやったか!。この後参院本会議での可決成立となるのだろう。もっとも野党提出の問責決議案や衆院での内閣不信任案の処理等、長期攻防は尚も続く。いずれにしても【天に向かって唾する。】様な破廉恥極まる悪業を成した自民党・公明党それに手を貸した木っ端政党全て、彼等はその歴史に取り返しの付かない汚点を残した事になる。しかしそんな自覚は全く抱くまい。何せ敢えて言わせて貰えば今やこれらの政党は皆、ヤクザの様な政党に成り下がってしまっているのだから…!。如何にも紳士を装いながらその実、背広の下にはナイフと拳銃を併せ持ちいざとなれば容赦なく人の命を危険にさらす。それと同じである。そんな悪法を数の力でとうとう押し通してしまった訳だ!。さぁ~どうする!。我々は手をこまねいてそれを傍観していて良いのか!。実の所、例え今この戦争法案と言う無類の悪法が【戦争法】として息づき始めたとしても今この瞬間も明日我々が朝、目覚めたその時にも多分我々の生活環境には俄かな変化は有りはすまい。しかしこの法律の恐ろしさは今この時より時限発火装置の様に時を刻みある時を持って瞬間に不特定多数の人々が生命の危機に瀕する内容を持ったものだと言う事をもう一度深く認識しておかなくてはならない。国民世論を完全に無視し、【数は力、数こそ民意!】っとばかりに自公が結託してとうとうゴリ押ししてしまった【戦争法】。だがこの民主主義破壊、立憲主義蹂躙の違憲立法は今日より途端に違憲訴訟のターゲットとなった。我が国の訴訟ルールはご承知の通り不利益受任とその有無の判断が基準となる。従ってこの戦争法の履行に伴い人身が実際に不利益(例として職務命令で戦地に赴いた自衛隊員が負傷した等。)を受けたか否かが具体的事例として提示されない限り実の所今後、違憲提訴をいくら行ったとしても裁判所が提訴そのものを受理しない。言わば門前払いにする可能性の方が高いのである。しかし多くの憲法学者や弁護士等、法規を熟知している人達はそれを百も承知で尚、微動だにしない。何度却下され様と止まる事なく訴訟提起を繰り返す。その事によりこの法律の違憲性は絶えず訴状に明記され机上に登るのである。マスコミも又その動きに対して報道無視を決め込む事は出来ないだろう。まさにそこが狙い目なのである。常に人心を喚起し、この戦争法の成立に手を染めた安倍晋三は元より自民・公明両党に歴史逆行の恥ずべき行為、違憲立法を国民に押し付けた事に対する責任を取らす事、その為には今回の戦争法成立までの経緯を決して国民に忘れてもらっては困るのである。その為にも絶え間ない違憲訴訟は権力に対する国民サイドからの大きな反抗アプローチとなる。参議院議員選挙は来年夏である。先ずはここで自公に痛打を与えずして我が国の未来への禍根を払拭する糸口は見出せない。自民党・公明党も必死で巻き返しにかかるだろう。しかしそうした反動的勢力に明日はない。これを思い知らせる事こそ我々有権者の義務である事が本日只今から新たに課せられる様に思う。これより戦争法が際限なく拡大履行されるに至れば日本の将来はまさに今日からをして【終りの始まり!】と化してしまう。そうさせては断じてならない!。我々はこれを逆手に取り今日を持って自民党・公明党に取っての【終りの始まり!】にしなくてはならないのだ。瀕死の状態となった民主主義。傷だらけにされた立憲主義。それらに新たな命を吹き込むには今後の我々の熱意が不可欠となる。私の様なロートルから情熱を持った若者達、全てが手を携えて今日この時から安倍晋三と新たな戦いをさぁ~開始しようではないか!。戦後民主主義の王道を掲げて…!【正義は我らに有り!】ひるむ事など断じていらない!!。
(ルチアーナ筆。)