逆立ち人間の末路。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
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【やがて雲散霧消する集団、全く無意味。何んの力もない。デモそのものは空気の結晶の様なもの。】12万人動員の報道にも【嘘だ嘘だ!数えれば分かる】8/30に国会周辺を包囲した戦争法案の成立に反対する大規模な集会とデモに対して元東京都知事で次世代の党の代表だった石原慎太郎がBSフジの報道番組で言い放った口汚い言い草がこれである。己の右翼妄信主義を時代錯誤の化石同然の死に体思想である事にも気付かず、趣味同然にしているのであろう戦争シュミレーションの妄想を膨らませて他人の意見意思など全く意に関せず言いたい放題にデマゴギーを垂れ流す。まぁ~今始まった事ではないが多年この男のせいでどれ程の民意無視、弱者切り捨てが行われて来た事かを思い考えれば考える程、私の怒りのボルテージは上がる一方である。戦争法案を我が世の花とばかりに歓迎するのはご勝手だ。しかしこれ程ものの見方が近視眼的で不勉強さをさらされると一言言ってやりたくもなる。だいいち去る8/30のデモに関しては9/10の国会で答弁に立った警視庁幹部も12万人動員に対して3万人余りの参加者であったと余りに乖離した人数発表をした根拠に付いて問われ【我々は参加者の全体数を示す立場になく一定の限られた現場での人数把握にとどまっていてそこでの人数を発表したものだ。】っと答弁。要するにそこには情報操作が内在し戦争法案の反対世論の大きさを過少告示して権力側の動揺を抑え国民への正しい告示を怠ったと言う事を告白したも同様である事がこの時点で明らかになっているのだ。こうした事柄の事実考察一つ取っても全く成す事はなく物事を謙虚に捉え分析して発言するなどと言う事はこの石原なる人物には到底出来ない事が分かる。その点はまさに安倍晋三、橋下徹と全くと言って良い程の類似性を持った厚顔無恥さであり呆れるばかりで開いた口が塞がぬ。おまけに常に上から目線で国民を見下し都知事在任中などは女性蔑視発言や身体障害者の方への侮蔑発言は言うに及ばず福祉予算は削りに削りお年寄りへは極めて冷淡。他方大規模開発には精を出しオリンピック招致で湯水の如く我々の納めた税金の無駄遣いをして平然としていたあの傲慢極まる態度、都庁へは週に3回しか登庁せず多額の給与に改選ごとに膨大な額の退職金をも受け取りいけしゃあしゃあとクルーザーで優雅に贅沢三昧を決め込む。そんな不真面目で人間性にも悖る石原慎太郎が如きファッショ的思想の持ち主が自ら引退して尚、平和と民主主義を足蹴にする様な発言を公共のTVで行う等言語道断である。しかし類は友を呼ぶとは良く言ったものだ。安倍晋三、橋下徹、石原慎太郎、百田尚樹。どいつもこいつも憲法敵視、戦争賛美、批判されると途端に切れて討論拒否、人の批判も建設的意見も全て一括りにて【ナンセンス】だと言い放つ。こうした輩はきっと世界で唯一【自分達だけが正しい】と思い込んでいるのだろう。私に言わせれば【とんだ馬鹿ども】である。いずれにせよこれら歴史逆行を目論む輩がどんなに時代錯誤の政治意識を強弁しても歴史の歯車は着実に前へと進むのだ。白を黒、黒を白といくら言いくるめ様とも所詮未来を切り開く発想とは間逆の【逆立ち思想の人間】の末路の惨めさは想像に難くない。石原慎太郎もよくよく考えた方が良い。齢(よわい)80を超えた今、ヒトラーやムッソリーニの断末魔を思い出す事だ!。よもやそのくらいの知識は持ち合わせているだろう?!。それでも君は、もの書きの端くれなんだから…!。
(ルチアーナ筆。)