いよいよか! | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
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昨日参議院において戦争法案採決の前提となる中央公聴会の開催日程を9/15とする事を与党の自民・公明他この両党の無法な国会運営に手を貸す次世代の党等、与党のひも付き政党をも含めた強行議決により押し通された。自民・公明の与党二党はこれを受け公聴会開催の翌9/16にこの戦後最悪の法案を強行採決して成立を図る事を企てている。本戦争法案は日々議論が重ねられればられる程その危険な本質が明らかとなり喫緊の世論調査でも約8割の国民が早急の成立を望んでいない事が示され6割の国民はその成立自体を是としないと回答しているのである。しかしそうした大多数の国民の声を真っ向無視してこの戦争法案を早期に成立させたいと願う安部内閣の思惑は自らアメリカにべったりと擦り寄りへばり付く事によってのみ国策を遂行せしめ様とする旧態依然とした我が国保守政治の全時代的特質がにじみ出た証拠であり新たな発想への糸口すら持ち得ない安倍晋三と言う人物の無知蒙昧ぶりを露呈したかっこうをただ垣間見せただけの事なのである。あぁ~【いよいよか!】その時が来てしまったのか!日本が戦後一貫して守って来た憲法の大原則の一つ平和主義が崩壊する日が…。だがしかしこうした今や自民党の数を頼んだ暴走政治にも次第に陰りが見え始めている。その証拠に今夏までに行われた数々の地方選挙で自民党は軒並み苦戦を強いられているのだ。仙台市議選などはその顕著な例だ。学者、研究者、芸術家、宗教家、学生、子を持つ親達etc、今ありとあらゆる階層、善意の人々の戦争を許さない平和を守ろうと言う願いが自民党包囲網を形成しつつある。残念ながら戦争法案は否応無しに可決成立の運びとなるのだろう。しかしこうした平和勢力の意思は来年の参議院選へ脈々と継続する事間違いない。いくら悪法を成立させても早速司法の場で違憲訴訟なども引き起こるであろうし、参議院選の結果如何では実質上この悪法の施行と発動をくい止め凍結させてしまう事も出来るのだ。諦めてはいけない。我々は常に恒久平和への願いを糧に憲法を蹂躙して恥じない安部自民党と対峙して民主主義の旗を力強く振り続け戦争法が有名無実となるその日まで粘り強く行動する事を心に誓って明日へ向かって歩む事が肝要だ。そう!それをまさに貫徹して行く事こそ平和への確実な道しるべと言うものだ。!。
(ルチアーナ筆。)