戦争法案の危険極まる中身、正体が日々白日の下になる様は国会審議の様子を映し出すTVに鮮明に描き出される。それをリアルタイムで見聴している私の背筋には凍り付く様な恐怖の冷気が走り、悪しき未来を想起して暫し言葉を失う事しきりである。集団的自衛権の名の下、戦線に送り出される自衛隊員の安全確保に関する規定は何一つ法律に盛り込まれておらず言わば時々の現場裁量によって後方支援活動の実動開止の判断は適時状況によって判断される等と言ういい加減な事をいけしゃあしゃあと言ってのける中谷防衛相には自衛隊員の命など、ろくに考えぬまさに人命軽視の態度、見え見えである。安部晋三に至っては自衛隊員の安全確保に関する方針は法律全体に普く網羅されている等と完全に嘘答弁をしているのであって、この様な事は断じて許されない。戦線での自衛隊員の安全確保もおぼつかないこの様な欠陥法が何んで我が国全体の安全に寄与する法律たり得るのか!。もうそろそろ勘弁してもらいたい。本来今、安部晋三がやるべき事は何か!。それは国民に謝罪してこの戦争法案を潔く撤回して廃案とし、真面目に平和と民主主義の構築に励む努力をする事だ。そして政治家である前に人間として物事の良し悪しとは如何なるものか一から勉強し直す事だ。しかし、そうした言わば反省もなくこのまま事に突き進むなら我が国の将来は暗雲立ち込める危険な方向へとひた走る【憂うべき…】状況となるだろう。戦争法案は我が国の基本的人権、主権在民、平和主義と言う侵すべからざる憲法の大原則の全てを真っ向から否定する無類の悪法である。立憲主義と言う近代民主主義の根幹を踏みにじる違憲立法である本戦争法案は議論の余地は最早、皆無。直ちに廃案とするべきである。今日も又、その事を深く念じ筆を置く。(ルチアーナ筆。)