暑さも一息…?。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
加えて参ります。現在小説 愛のセレナーデと、
クロス小説 ミューズの声を随時掲載中です。
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昨日までの猛暑に比して今日の東京は僅かながら日差しが和らぎ、ホッと一息つける状況だ。さりとて37度が33度に下がった程度の事ではある…。平年並みの気温より尚、1、2度は高い。しかし今この時期に37度から33度への下降は体調への負荷の観点からすればやはり大きい。今日は立秋、暦の上では今日から秋である。これから先の暑さは残暑と言う事だが、さあ~果たしてこの残暑いつまで続く事やら…。年々夏の暑さが過酷となって来ているのは誰しもが実感している所だろうが、やはりこれだけ暑いと些か閉口する。数々の要因がこうした気候の異常或いは変化に関わっている事は否めない事なのだろうが、その内のかなりの部分は我々人類の日々の営みが起因している事も又、事実なのだろう。
生活の利便性を追求する余り自然環境への配慮を欠き生活水準の向上が逆に新たな生活危機を招く。これ程の矛盾はない。しかし実のところ、その点の軌道修正が一番難しいのだと思える。ひとたび便利になった世の中の仕組みを元に戻す事の方が至難の技である。筆舌に尽くしがたい程の過酷極まる暑さの中、今我々は次世代に対してどの様な責任あるアプローチをしていくべきか。大変悩ましい話だがその課題をクリアすべきは決して避けては通れない事柄なのだろう。【暑さも一息】…とも言えない今日の立秋を私は今レッスンルームのピアノのわきのソファーに腰を下ろし感慨を深く
ひと時を過ごしている。今日は今までの疲れを癒す日とさせて頂く。どうも今まで少し忙し過ぎた様だ…。
(ルチアーナ筆。)